いま, 〈平和〉を本気で語るには――命・自由・歴史 ノーマ・フィールド 岩波ブックレット
ノーマ、表紙の写真が愛しい。講演会が開かれた経緯も嬉しい。
「逆さまの全体主義」。福島核災害は「復興」、「希望」、「未来」にくるまれ「絆」に支えられ...オリンピックで頂点を極める。これが新自由主義だ。
--------- 目次 --------------
1 本気で〈平和〉を語ることの困難
2 「逆さまの全体主義」と現在の戦争
3 二一世紀の「戦後」と「平和」
4 過労死と不登校が物語るもの
5 福島の復興・分断・沈黙――被害者の自己疎外
6 歴史と向きあうとは?――「従軍慰安婦」問題と学問・報道・言論の自由
7 アジアからの解放の神学へ
届けたい言葉……………殿平善彦