「反貧困-半生の記」には宇都けんと 宮部みゆきの対談ありと
先月ブログに紹介した岩波書店の「弁護士、闘う」と似ている内容だが、本書は色々な媒体に書かれたものをまとめたもの。
下記の二つの章が、印象に残ったわ。
金融禍を激写した小説『火車』。その際に著者・宇都宮に取材した宮部みゆきとの、対談。弱肉「弱」食社会を考える。なるほど。
道標では、藤沢周平。私自身は藤沢しみじみワールドは苦手なのだけれど...著者が感動する理由には納得する。
はじめに 父の働く姿
1章 魂の仕事人──サラ金被害者を救う
2章 貧困の連鎖
3章 サラ金・ヤミ金・高金利と戦う
4章 反貧困ネットワーク
5章 地下鉄サリン事件被害者対策弁護団長として見えてきたこと
6章 道標
終章 弱肉「弱」食社会を考える 対談・宮部みゆき