刈り残した部分を30分ほどで刈り終えて、更に向こうの田んぼの斜面を刈っていると、お昼過ぎに燃料が尽きた。
そこへこいけから電話。
「私立S中(→結構難関)を受験する小6の女の子の勉強を見て欲しいと電話が来ている」と。ここから10km以上離れたところの人。はて、そんな遠くまでここが知られているわけはないのだが。(自信有り)
急いで帰宅して入試資料を調べると、推薦入試だともう10日後ではないか。
果たして一時過ぎに再びお母さんから電話が来て、今日にでも教えてもらいたい、親もわからなくて親子で煮詰まっているとのこと。
えっ今日?私立中学の入試問題なんて日頃研究してないので、やばいと思いつつ、では3時にどうぞということに。(必死で予習すればなんとかなるでしょう)
幸い毎年入試問題は、(エスカレータで行けるS高校の)入試担当者がついでに届けて下さっているので手元にあった。
急いで着替えて、立ち食いのように昼をすませ、予習開始。
やっぱり私立中の算数はそれなりにひねってある。
本人がわからないという今年の入試問題の5問(計算以外ほとんど全部)を予習するのに一時間もかかってしまった。でもまぁ解けて良かった。(問題と同封なのは解答だけ)
時間通り親子で到着。
聞けばお母さんは、近くの公民館でダンスのインストラクターをやっておられるとかで、そこで(以前から掲示させていただいている)ここのチラシを知っていて、今回連絡下さったようだ。
Tちゃん、とっても真面目ないい子。いい子過ぎて逆に心配になってしまった。
間のおやつタイムで少し話をしたのだが、S中を受験したいのは、どうも小学校での人間関係がうまく行かなくて、地元の中学には進みたくない、それに小2?から習っているバレエのスクールも近いので、ということらしかった。(バレーボールじゃなくて踊るバレエよ)
習っているのはバレエだけではなくて、ピアノ、ダンス(母親と)、新体操まで。日曜日以外はびっしりと予定が詰まっているそうだ。
話を聞いていて、同情を禁じ得なかった。
どうしてそんなに子どもを忙しくさせるかなぁ。
それだけ放課後忙しければ、なかなかクラスのグループに溶け込む余裕はないだろうと思った。
好きなことだけ少しづつしぼってやっていくようにしたらいいんじゃない?くらいしか言えなかったが。
結局二時間半ほどで終了。明日も来た方が、と焦るお母さんをやんわりなだめて、帰宅していただいた。
僕は仕事でやっているはずなのだけど、こういう場合はちょっと杓子定規にお金をもらいにくい。
理由は同情とか色々あって全部は書かないけれど、まず、終わってすぐ子どもの目の前で、現金をやりとりしたりするのはいやだ、というのもある。レギュラーで来ている子ならともかく(月謝袋)。
一応飛び込み質問OKと掲示しているのだし。
で、無料体験(そんなのないんだけどさ)に来たと言うことで、と申し上げたら、さすがにそれは困られていたので、結局一時間分だけいただくことにした。
まぁこの辺ちょっと僕がプロとしては甘いのかも知れないけれど。
久しぶりに小学生が来てくれてうれしかったしね。
僕は満足です。
合否の結果よりも、あの子がつぶれないことを祈る。
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