カナリアな日々

百姓になって15年目。補習塾カナリア舎はフェードアウト中。小麦、蕎麦、大豆などを作っています。

けつっぺたに一発

2011-02-04 17:59:14 | 乳がん撲滅作戦

キシロカイン注射。朝一整形受診、座骨神経にラヴヤク注入。




今のところ大して効いてないが。(笑)





あと一週間は安静だって。
仕方ないので帰宅後再び出かけて、こいけとラーメン食べて買い物。僕はベンチで休み休み。







月曜からこいけの放射線治療が始まることになった。





一回の照射時間は一分くらいだそうだが、全25日合計50グレイ。日曜祭日以外毎日、約一ヶ月通うこととなる。終了予定は3/9。



これはこいけのような乳房温存手術をした人の場合、手術で切り取った部分以外の残りの(乳房内の)組織に、もし微小ながんが残っていた場合(これは現段階ではわかりようがないのだ)、それが乳管(腺?)を移動して、もう一方の乳房に再発する可能性がある、そうだ。





これを局所再発と言うのだそうだが、それを防ぐための治療。





臨床試験のエビデンスでは、局所再発のリスクを、この放射線照射によって3分の1程度に軽減することができるそうだ。



米国のデータでは、一回の照射量を少し増やして日数を減らし、16日間で合計44グレイという短期間の照射のエビデンスがすでにある。



この病院では、それを選択している患者さんも多いということだ。
しかし、日本での短期照射のエビデンスは、まだデータの蓄積が数年。今のところは短期照射でも、(米国と同じように)局所再発率に大きな違いは無いということだそうだけれど。



担当医は以前僕らに「エビデンスを気にされるなら、50グレイがいいと思いますが」と言った。しかしそれは科学者として違うと思うけれど。





エビデンスを(患者家族が)気にする気にしないじゃない。「こうこう、こういう理由で、医師としては一応こちらをお勧めします」と言うべきだ。



話せばわかる。





僕らは結局50グレイを選んだ。



日本でのデータの蓄積が短期照射では不充分だ、という理由もあるけれど、一番の理由は実は費用だった。



どなたかのブログで偶然見かけたのだが、放射線治療も民間の医療保険で手術扱いになったという記事。






早速うちのほとんどの保険を頼んでいる大学時代の友人に聞いてみた。社長として代理店を営んでいる彼も知らなかったそうで、早速調べてくれた。それによると手術扱いになるのは「50グレイ以上の場合」ということだった。(他の保険会社のことはわからないが)





まぁほんの数万円なのだけど、それも大きな理由の一つ。

通うこいけは大変だけれどね。でも、この山奥と違って割と大きな町だから、帰りに大型ショッピングセンターに寄ったりビデオ屋さんに寄ったり、楽しみもあるだろう。





もちろんハーセプチンもまだ続く。

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