カナリアな日々

百姓になって15年目。補習塾カナリア舎はフェードアウト中。小麦、蕎麦、大豆などを作っています。

よしのぶ爺さんといけました

2013-04-13 22:30:54 | いろいろ作業ぉ

午後いなくなっていてくれ、と思いながら見に行くと結局水路からは脱出できず絶命していた。




この陽気。一日ほっておけば悪臭をはなち始め、それこそ近寄れなくなる。こんな田舎で市役所なんかいちいち来てくれない。







夕方よしのぶ爺さんに手伝ってもらっていけた。




このあたりでは、土に埋めることを「いける」と言う。
冬場の保存のために、しょうがや里芋を地中に保存しておくこともそう言う。









足をロープでゆわえて、軽トラで引っ張り出して、あとは二人で引っ張って、穴を掘っていけた。100キロはあるということで、重たかったッス。腰が痛い。綱引きだった。メスのイノシシだった。最後にうちのタケノコを食って、水をたらふく飲んで亡くなった。









昼間に群れを離れて、イノシシが人里に出てくるのは珍しいみたい。
よっぽど山に食べ物がなかったのか、苦しかったのか・・・・








かなりの高齢だったようだ。何年生きたのかはわからないが、いずれにしても彼女が最後に見た人間は僕だった。










嗚呼シティボーイに戻りたい。


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2 コメント

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えらいもんが出没するんですね。100kgが猪突猛進し... (O澤親ビン)
2013-04-14 01:38:35
えらいもんが出没するんですね。100kgが猪突猛進してきたら、さすがに吹っ飛ばされます。よしのぶ爺さんありがとう!って感じですね。実は我が家の庭には子猫がいけられています。バイトの帰りに子供が弱った子猫を連れて帰り、その日の明け方に死んでしまったので、こっそりと庭の木の下に埋めてしまったのです。土盛りがされていたので異状に気づいた家内が子供を問い詰めたところ、そのことを白状したのです。土を掘り起こす訳にもいかず、そのままにして時々手を合わせて供養しています。何してくれるねんと言いたいところですが、慈悲の心を叱ることはできませんでした。アベっちさんもイノシイさんの供養してあげて下さい。何かの縁ですよ。
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O澤親ビン (あべっち)
2013-04-14 07:14:28
O澤親ビン

生き物は皆いずれ土に帰るよね。
このあたりでは、割と最近まで土葬の習慣があって、よしのぶ爺さんの世代では墓を掘る役(役人=やくびと)の人がかわりべんたに回ってきたそうです。今でも名前だけ役人が毎回決められます。(僕は葬は参加していないけど)

お子さんが子猫をどこかの路上やごみ箱に捨てるような子じゃなくて、偉かった。それで充分供養になったと思うよ。


よしのぶ爺さんとも穴掘りながら話したけど、人間に穴掘ってもらって埋めてもらうイノシシなんて珍しいでしょう。幸せなイノシシだなぁと。
それをあのイノ子が望んだかどうかはわかりませんが・・・


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