今日も12時間作業服のまま。朝7時からうるち米田んぼを昼まで踏んで歩く。
PCにやっと座れたのも寝る直前。
周りの方々の田んぼはそろそろ穂が出てきて、毎日水をかけなくてはならないそうで、なんだかあわただしくなってきた。
上の方の田んぼのSさんもついに今日は(いつも僕が流しっぱなしにしている)山の水をかけていた。
土嚢で水路をせき止めるので、僕の古代米田んぼには一滴も水が来ない。この暑さとザルでどんどん水が下がっていく。もう気が気でない。
午後、Sさんの土嚢を外して(Sさんから水をかけるときは外していいと言われている)ダムの水をポンプアップ。なんとか満水にしたが、また明日には下がっているのだろうな。早くSさん、土嚢外して欲しい。
水がこんなに大切とは思わなかった。雨が欲しい。水が欲しい。三舟山はじゃぶじゃぶ自然の山の水が豊富でタダで、恵まれた環境だったのだな。ここは違う。
皆さん方が田んぼに水を入れるのはお盆くらいまでとか。それ以降は干してコンバインが入れるようにする。もう収穫かぁ。
あと一ヶ月、水さえなんとか保てれば、そこそこ育ちそうな感じになってきた、我が過酷環境をたくましく生き続けるイネ子達。
しかし・・・・毎日用水をかけ続けるのも時間もエネルギーも取られるし、そもそも僕のような遊びのような米作りで、電気エネルギーの無駄使いだし皆さんにご迷惑ではなかろうか、と思ったりする。
あと一ヶ月イネ子達が生き続けられるかどうかは、正直自信がない。うるちももちも。なるべく自然の水で行ければと願うのみ。
(あ、いやいや僕の田んぼは9月一杯くらいまで水入れる予定。それまでイネ子達が生きていてくれればの話だけど)
今日水をかけにきた近所のおじさんが、うちのイネ子達を見て、「イネって強いんだねぇ」と感心していた。水もかけずに種を蒔いて、畑で育って、固い地面にのこ鎌でバッテンして押し込んだような田植えを乗り切ってほぼ全員が生き続けているんだもの。
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