カナリアな日々

百姓になって15年目。補習塾カナリア舎はフェードアウト中。小麦、蕎麦、大豆などを作っています。

Kじいさんとお別れしてきた

2008-06-14 18:36:05 | つれづれなる想い

お隣のKじいさん。
昨夏より療養中だったのだけれど、昨日お亡くなりになったとご近所の方から教えて頂いた。Mちゃんのおじいさん。


冠婚葬祭は参加してこなかった僕らだけれど、Kじいさんとはさまざまなおつき合いがあった。


お米作りの苦労話や野菜作りのノウハウ、集落の歴史やしきたりなどさまざま。



「あとで畑に取りに来なよ」と誘って頂いて、一人で米作りの合間に作っていたさまざまな野菜も随分取らせていただいた。


このあたりで(猿よけの)電気柵まで作って、野菜作りまで本格的にやっていた人はこのおじいさんだけ。
玄米も買わせて頂いていた。


昨年夏の終わり頃、一人でしんどそうなKじいさんを見かねて、こいけが大豆の種まきを手伝ってあげていたが、それが元気な姿を見た最後だった。
その大豆は、残った家族の誰にも手入れも収穫もされることなく、土へと帰っていった。


今晩の(斎場での)お通夜を前に、自宅へ戻られているということで、午前中こいけとお線香をあげに寄らせていただいた。



正直に言うと、このおうちとはMちゃんだけでなく色々あって(弟が改造車好きでうるさいとか)、あまりおつき合いしたくない人たちなんだけれど、Kじいさんは別。


すっかり小さくなってしまったお顔を拝ませて頂いて、「教えていただいた青唐辛子味噌は、しっかり受け継ぎますから」と手を合わせてきた。



長い間お疲れさまでした。ありがとうございました。

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