カナリアな日々

百姓になって15年目。補習塾カナリア舎はフェードアウト中。小麦、蕎麦、大豆などを作っています。

雪から雪 シカからシカ

2012-02-17 17:01:19 | 旅行記

昨日無事帰還。

久しぶりの遠出。行きはしっかり予習していったのだが、帰りは関越道を終点まで行ってしまい、そのまま目白通りを走って再び首都高に乗るも、分岐を間違えて結局東北道浦和まで行ってしまうという二重のミスをしてしまい、ずいぶん余計に走ることとなってしまった。疲れた。笑




帰宅してみればこちらも雪。





さて、4年ぶりの湯治は雪見露天という最高の天気となり、まさに狙い通りとなった。





離れの先を少し歩くと、一般客用の外露天風呂があるのだが、ここは野趣満点、谷川岳へ連なる山並みを見ながらの絶景。
しかし、脱衣所も半露天で今回のような吹雪の天気では浴衣姿の一般客も尻込みして滅多に入りに来られない。





脱衣所が吹きっさらしで、着替えている間に凍えそうになる。一番近い部屋である僕でもひーひー言いながら帰ってきてそのまま部屋の露天風呂に直行という感じだった。でも誰もいない露天風呂も一人で堪能させてもらった。風呂から出たら凍死へ向かって秒読みな命がけの風呂。(→大げさ)





で、そんな昨朝7時過ぎの一人きりの外露天風呂を堪能していた。山を見ているとふとそこに見慣れない動物が。







距離50m弱。体調1.2mというところ。全体として灰色。頭には角らしきものがあったが、顔はうちでよく見るニホンジカとは違う。足も毛がふさふさして見慣れない動物だ。雪山の斜面を下りてきて風呂のそばの立木の葉っぱを食べていたようだ。向こうもこっちに気づいてこっちを見ている。



そしてしばしの間、目を合わせたりそらしたりしながら、僕は部屋へ戻った。




で朝食の時にフロントで聞いた。

「それは特別天然記念物のニホンカモシカでしょう。滅多に見られないことで私も見たことありません。お客さんはラッキーです」と言われた。フロントには以前宿泊したお客が撮影したニホンカモシカの写真が。




まさにさっきのやつだった。写真撮りたいけどもういないだろうなぁ。





朝食後、部屋に戻るとこいけは部屋の露天風呂へ。僕に写真撮ってこいと言う。あたしにも見せてと。





仕方ないので、もういないとは思ったけどしっかり防寒して、長靴履いてまた外露天風呂へ。(苦笑)






やはり見当たらないようだ。もうあれから一時間以上たっているし、いるわけない。
とりあえず動画でも撮って帰ろうとしたそのとき、目の先にそいつがまだいたではないか!




しょうがないので、新雪を踏み固め少し上って、25mくらいの距離まで近づいてしばらく撮らしてもらってきた。あまり良く撮れてないけど。





30分後こいけも近くへやってきて一緒に見て、やつは山へ帰って行ったのだった。寒いだろうになぁ生き抜いてくれよ。また会おう!

201202162_03 201202162_13






































ちなみにニホンカモシカはシカ科ではなくウシ科、この辺りにもいる茶色いニホンジカはシカ科。違う顔していて当たり前だったのだ。











こちらは窯出しに行く2/14の朝、うちの前にいた4頭のニホンジカの群れ。

20120214_01





















もう余生残り少ない晩年に、こんなにシカと縁があるとは。
やっぱり僕は大馬鹿者だ。(大笑い)


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2 コメント

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なんと貴重なものをご覧になりましたね♪ (のんのん)
2012-02-18 06:49:33
なんと貴重なものをご覧になりましたね♪
今年はいいことありますよ~。

余生残り少ない晩年とか言わないで。
わたしもほぼ同じ歳なんだから。。。(笑)

わたしも今年も奈良で鹿を見たいものです。
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こちらもうっすらと雪化粧です。 (あべっち)
2012-02-18 07:26:04
こちらもうっすらと雪化粧です。

そうですねぇ。いいことあるといいなぁ。


鹿だけならうちでも見られるかもですが、それだけではないですものね。特にのんのんさんにとって奈良は。
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