やっとタキソール全12クールの半分が過ぎた。まぁハーセプチンはその後も一年続くのだが。
昨日(担当医ではない)、同じ院内の腫瘍内科のトップDrと面談。
アメリカで10年の研究と臨床のキャリアを持つ人らしい。夏にUFTとハーセプチンの併用を提案してあっさり却下された。
同じチームみたいなものなので、セカンドオピニオンとは言えないが。
FECが二回で中止となったことへの疑問と不安などを尋ねてみた。
「二回でも入れないよりは入れた方が良かったんですよ。強い薬ですから途中でやめて変更している人はたくさんいる。
ハーセプチンとタキソールを同時に投与しなかったのは、担当医の機転。
年末も別に一週あけても大丈夫。
もう一度FECをやるなら入院してということになるが、また同じような副作用が出るだろう。今後はハーセプチンが大事ですよ」とのこと。
いったいどういうエビデンスレベルになっているのかなぁ。忙しそうだったので20分ほどで時間が来てしまった感じ。まぁ僕は、この病院ではあちこちで煙たがられているのです、きっと。素直に納得してないからね。
この病院の乳腺センターは、全体としてこういう考えでやっているようだ。患者に優しいようにも聞こえるが、果たしてそうなのだろうか。納得はきっといつまでもできないな、僕には。だから苦しい。
もともと10%以下の再発減少の効果しかないとされる治療、HER2強陽性という因子の悪さ、そしてFECの途中中止、タキソールの遅延など、もう数%のために(それもエビデンスレベルもくそもない)今後何十万も払って言うとおりやらなくちゃならんのか?などと思ったり。
米ガンセンターのU教授がいうEBMとは何かが根本的に違うような。
井の中の蛙大海を知らず。
僕らには他に聞くべき相手も場所ももはやないので、結局どれが正しくてどちらが間違っているのか、それすらもわからないまま、いけるとこまでやるしかない。
こいけのFECをヒューストンのU先生が担当していたら、どういうことになったのかなぁ、などと考える。考えてもしゃーないけど。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます