カナリアな日々

百姓になって15年目。補習塾カナリア舎はフェードアウト中。小麦、蕎麦、大豆などを作っています。

水に翻弄される

2009-08-10 23:58:31 | 自然農お米作り

昨日までは毎日の水かけ。古代米の方は一日で約10cm水位が下がってしまう。



ダムの水だと約1時間で一杯になるが、水中ポンプだと約4時間。水量から(約150㍑毎分)推測すると約30トン以上。これだけの水がいったい一日でどこへ逃げているのか。





今日は大雨の予報。朝すでに降っていたが、山際の水路からの水も思ったほど増水していない。まだもう少し満水まで入りそうだった。






朝飯食ってから(水を)池に逃がすか、なんて食ってたら集中豪雨。
食べ終わって外に出たら、ものすごい水量が田んぼに入ってすでに畦シートを越えてあふれていた。





急いでせき止めていたレンガや板などを外し、池に逃がす。これでもう田んぼには入ってこないぞ。






どうせ大雨だし、たまった雑事(市役所)とホームセンターへ買い物など。





途中どしゃ降りで時間を食い、帰途についたのは4時間後。





再びワイパーがきかないほどの集中豪雨。運転中の道路の側溝からは水が噴き出て、道路が冠水している場所も何カ所か。





田んぼは大丈夫かいな?とやっとこ帰宅すると、あ~あ、古代米の田んぼどころか、そこからオーバーフローした水が(古代米田んぼとうるち米田んぼの間の休耕田に作った)溝を通って、うるち米田んぼに流れ込み、そこの排水能力を超え、こちらも畦シートからあふれ出していた。





大急ぎで雨具に着替え、水を止めに行く。





朝、池に逃がしたはずの水路からの水が大増水、直径20cm以上の塩ビ管二本でも飲み込めず、古代米田んぼへ続くU字溝にオーバーフローしていたのだった。




仕方ないので、レンガで古代米田んぼへの水路をせき止めて、取り敢えず流れ込む水を止め、古代米、うるち米田んぼの井出板(排水の高さをこれで調節する)を外してどんどん下へ逃がした。






普段水をためるのに追われているのに、今度はあふれてせっかくたまった水をわざわざ捨てるか・・・・





なんでちょうど良く降らないかねぇ。この国はすでに温帯気候から亜熱帯気候かなんかへと移行しつつあるのではないか。






今晩もまだ大雨の予想。落ち着かない夜になりそうです。晴れても大雨でも水回しは大変。まぁ僕の田んぼ作りが下手っぴなせいもあるんだろうけどね。疲れます。
(一応さっき山際の水路は全て池に流すようにしてきた)

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