ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

水戸岡鋭治 デザイン&イラスト図鑑

2023-04-24 | Illustration



本のご紹介です。
JR九州始め、数々の鉄道車両をデザインしている工業デザイナー・イラストレーターとしてお馴染みの水戸岡鋭治さん。

車両のデザインはもちろん緻密なイラストレーションが非常に素晴らしく、乗り物のほか建物パース、環境、風景、動植物などなど広告やプロダクトデザインの数々がすべて見られる一冊が発売になりました。
早速アマゾンでポチって今日届きました。

すでに画集や多くの書物が出ていますが今回250Pを超えるボリュームで、巻頭の文章以外はすべて3000点以上のイラスト図版ぎっしりです。
版がB5サイズなので大きくは無いのですが、初期の作品から最近のものまでたっぷり見て楽しめる画集です。

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私が最初に目にした作品はおそらく70年代の終わりの頃、ナショナルか日立か忘れたけど雑誌広告に出ていた住まいの情景イラストでした。
建物を断面で切り取って各階の人々と内部の様子がロットリング?のラインに着色されたカラフルな作品でした。
長い間スクラップブックに貼ってあったのですがどこかに紛失してしまって見当たりません。

当時勤めていた会社で真似て描いたイラストがありますが、着色はパントーンカラーなのかエアブラシなのか判らなかったので、とりあえずエアブラシ吹いて描きました。
その後発売になった氏の本に「エアブラシの展開ーイラストレーションパース」という名前の本があったので、やっぱりマスクして色を吹き付けていたことが判りましたが、いまでこそPhotoshopで範囲選択・着色・テクスチャ貼り込み一発OKですがあの凄く細かい線画にマスクして吹くってどんだけ時間かかっているんだろう!と驚いたものです。

現在どうやって描いていらっしゃるのかは知りませんが、いずれにしても一つの作品が完成するまでに膨大な時間を掛けていることが良く判ります。
大きな誌面で見られる本は他にもありますが水戸岡鋭治氏の集大成ともいえるこの本、たっぷり楽しめると思いますので興味のある方はまず書店で手に取って見てはいかがでしょうか?

それはともかく、私は水戸岡氏のデザインした車両にはいまだ一つも乗ったことが無い!という事に一覧を見て気がつきました。
これは非常にマズい!と愕然としているところです。