ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

エブロ ロータス72C ロブ・ウォーカー

2012-11-21 | F1 Models
4月に発売になったエブロ初のプラモデル、ロータス72Cゴールドリーフ。

発売されるやいなやあちこちで取り上げられ、さすがに木谷さんの拘りが各所に見られ
期待に充分応える内容で話題になりました。
リントのゴールドリーフ仕様に続き、グラハム・ヒルのロブ・ウォーカー仕様も発表されて
早速予約を入れたものの、待てど暮らせど発売にならず…。

5月が6月、その後8月が10月…とショップから来るのは延期のお知らせばかり。

で、やっとホントに発売になって先日届きました…。
すっかり製作意欲を削がれた頃に届いてくれましたが(笑)とりあえず箱開けてチェック。

中身はゴールドリーフとさして変わりませんが、散々延期になったその理由らしいと言われるのが
アメリカ、メキシコGP仕様のミラーステイ。



3段の高いウイングに視界を妨げられるため、細いステーに支えられたミラーが特徴です。
金属線をロウ付けした状態でパックされていました。
本当はフロントとリヤの2段のウイングを取っ払ったイタリアGPで作るつもりでしたが
それだけ拘ったのこのミラーを付けなくちゃ待った甲斐がない、ということで
アメリカGP仕様で作ります。



ホワイト部分はすべてデカールで仕上げられるようになっていますが
ここは塗装するかどうか迷うところです。
またロブ・ウォーカーのボディー色は決して見本のような明るいブルーではなく、かなり暗いブルーです。

このロブ・ウォーカー仕様の72は一番最初のR1シャーシーのマシンです。
すでに作った方はご存かもじですが、72は最初フロントサスのAアームが前傾していました。
2箇所のピックアップポイントの位置は前が低くてアンチダイブを、またリヤサスアームは後ろ側が低く
アンチスクォートを計算に入れていましたが、走らせるとあまりに具合が悪くコーナーで内側リヤが浮いてしまうという欠点も。

結局R2シャーシーからはサスは改良されてAアームは水平に取り付けられています。
エブロのキットはこの仕様。
R1のマシンも改良されて72/R4となってロブ・ウォーカーに売却され、新品同様になってヒルに託されました。

また春にゴールドリーフの完成見本を見て、あれれ?!と思っていたタイヤ。
案の定、その後モデル雑誌などでもちゃんと指摘されていましたが、明らかにフロントは
70年型にくらべてロープロファイルなタイヤでおかしい。

噂では現存するマシンのタイヤを参考にしてしまった、ともありますが、Firestoneは71年から72Cに
新しいロープロファイルタイヤを提供しているので、もしかしたらそれを参考にしたのでしょうか?
トレッドパターンが違うのでちょっと判りませんが。
リボンやロゴまで印刷済みという意欲作なのに惜しいですね。

ま、そんなことはともかくこの後も72Eが、そしてお待たせ!!49が出てきますね。
楽しみに待ちましょう。