ぶんちゃん日記

最北の、何もない静かな山奥「ぶんちゃんの里」のオーナーの交流日記です!

牛ちゃんたちが青草を食べて

2009-05-08 20:16:09 | Weblog
 今日、稚内出張会議があった。会議に参加していた稚内の方に、「サクラ咲きましたか」との問に「つぼみは大きくふくらんだがまだです」と言うことだった。
私の家と100キロ程しか離れていないが海風のあたり方か、随分と違うものだと感じた。桜前線が最北の地に到着するのには、もう少しかかりそうだ。

 サクラの満開も1週間以上に早かった我が家では、牛の放牧も例年より早めた。
今までは外での運動と日光浴程度であったが、今日からは朝の搾乳終了と同時に牧草地に出かけていき、自然の恵みを一杯に受けた青草を食べて、美味しい牛乳を沢山出してくれる。

 昨今、牧場を通っても牛が放牧されている光景を見ることが少なくなった。これは、多頭飼育や高泌乳牛が多くなり放牧では、それに対応しきれない場合が多いことと思われる。
しかし、私の牧場では頭数も限られており、従来より放牧酪農をおこなっている。

 これからの期間はぶんちゃんの里では、自然に生えた青草を食べた牛から搾った生乳を低温殺菌して、来訪者の飲んで頂ける。また、その牛乳を使って、ミルクジャムや生キャラメル風ミルクジャムを製造する。
きっと「美味しい」といって飲んで、食べていただけるものと思う。沢山の来訪者をお待ちしたい。

 最近、ある町では「放牧牛乳を売り出す」という事を耳にした。牛乳の消費が低迷している中で、少しでも消費者の方に感心を持って頂き消費につながれば良いと思う。

 牛ちゃんたちはこれから10月末まで、雨の日も風の日も日中は外で過ごすことになる。自然の草を腹いっぱい食べて、沢山の乳を出して頂き、私たちが「にっこり笑って正月を迎えられるようにしてもらいたい」と願わずにはいられない。

 
コメント
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