ぶんちゃん日記

最北の、何もない静かな山奥「ぶんちゃんの里」のオーナーの交流日記です!

農作業のゴールデンウィーク

2009-04-29 20:03:24 | Weblog
 最初の日が、とても強い風で始まった大型連休の我が家の始まり。6ヶ月ぶりにたてた「営業中」のなどの旗はあまりにも強い風に、めちゃくちゃな状態で揺れ動いていた。いまのこの時期、私どもの地方では珍しい事ではない。「風が強いのが町の名物」と言う人さないる。

 こうした風にのって農作業も本格化する。世間では「大型連休」の話題が何かにつけて多いが、私どもはこの期間、牧草地の肥料散布がはじまる。
 まだ茶褐色の方が多い牧草地を大型トラクターが走り回る。ほとんどの時間トラクターに乗っている作業で、居眠りとの戦いもある。

 まさしくゴールデンウィーク期間は「農作業たけなわ」と言ったところ。
肥料散布が終わると牛を放牧するための牧場作り、堆肥散布と続き来月初旬には、1番草の収穫時期になる。
5月は、会議だの出張だのの予定も多く季節に遅れを取らない仕事の進め方の作戦も大切だ。

 放牧酪農を目指す研修生に春作業の手順、機械の操作など実践指導しながらの作業もそう楽なことではない。1年に一度しかない春の作業なだけに、日々を大切に体験させてあげたい。

 忙しくなってきた時期ではあるが、妻とともに1日だけのゴールデンウィークを設定したいものだ。
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明日のオープン

2009-04-28 20:03:44 | Weblog
 肌寒い日々が続いている最北の地。
大型連休突入の明日、ぶんちゃんの里がオープンします。ファームイン、茶屋「べこっこ」少し遅れて酪農体験教室です。農作業の合間をぬって諸準備をしてきました。今日も、看板をたてたり旗をたてるクイを打ったりと・・・。

 茶屋「べこっこ」では搾りたての牛乳を始め、ソフトクリーム、ビーフカレーなどが味わえます。妻が試飲を重ねてきて、今年から新たに仲間入りしたものに、紅茶、ホワイトコーヒー、コーヒーゼリーなどのフロートがあります。
また、チョコミルジャムティーなど舌のかみそうな名前のメニューも・・・。3種類のミルクジャムの販売も・・。

 山の奥で酪農を理解して頂き、酪農体験を通して食や命の大切さを実感してほしいと始めた消費者交流活動を、今年も元気にオープン出来ることを喜び合いたいと思います。

 今年も楽しい出会い、山の奥まで足を運んで頂けること沢山と願っています。 
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熊と出会った妻

2009-04-26 19:43:05 | Weblog
 茶褐色の大地がほんのわずかづつですが緑色になってきました。「春の息吹たけなわ」と言ったところです。そんな時期になると森の中にしそんでいた野生動物も手入れの行き届いた草を求めて人里に近づいてきます。

 今春めっきり多いのがシカの数と3月末頃から町役場から流れてくる「熊が○○宅付近で目撃されました。付近の方は注意してください」と言うFAXです。私の家2キロほどの所での目撃情報もありました。

 そんな情報があってしばらく立った昨日の午後3時半頃、妻は遊びに来ていた孫達を車で送って町に出かけたとき、ばったりと熊に出会ったという。

 家から2キロ走ったある酪農家の付近。ゆるやかなカーブを曲がった所、道ばたに半立ちになってこちらを見ている熊。慌ててブレーキをかけ、少しだけバックするとゆっくりと道の真ん中まで歩いてきたという。真ん中付近から引き返し、牧草地の中をのんびり歩いて川を横断して姿を消したとか・・。

 それから少し走ると今度は数頭のシカが草の根をむさぼっているらしい。
車の後ろに乗っていた孫たちはそんな光景を見て、「動物園みたい」と叫んだという。孫のそんな発想に妻も思わず笑いが吹き出たという。

 私も生まれたときからこの山の中で過ごしているが、自然界の熊を見たのは遠くからの後ろ姿だけ。一度は車かトラクターの中から出会ってみたいと思ってきた。
もちろん妻は始めて見たという。

 私たちが子供の頃は良く熊騒動があった。当時は放牧している牛が熊に襲われ食べられてしまう被害であった。そんな時は学校への通学が怖かった。もちろん車も自転車もなく歩くだけだから。4キロの道のり。怖い場所が2ヶ所あった。歌を歌いながら歩いたり、また時には音を出さないようにひっそりと歩いたり・・・。良く親からは「大きな声を出しながら歩きなさい」と言われたが一人で歩いて声なども出なかったものだ。
妻から熊に出会った話を聞いたとき、そんな昔の話をした。

 広い地球だ。こんな狭い人間の住むところに現れず、人間も野生動物もお互い被害を与えず鑑賞もすることなく活きていけば・・・

 妻は、3年前にお嫁さんに来た近くのお母さんと語ったという。「熊が出る自然の中にお嫁に来たと言うことで゛・・・」と。そしてお互いに笑ったと・・・。
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酪農青年の出会いの場

2009-04-24 20:07:49 | Weblog
 酪農家の担い手問題、中でも配偶者対策は重要な課題であることは何度かこの場でも記したことがあった。
担い手達が地域の酪農を守り発展させているという大きな役割を果たしている。

 しかし、残念なことにそうした担い手に配偶者がいないことが危惧されてきた。町でその対策の中心を担っている農業委員会の責任者に昨年の7月になってから、私は改めてその重責を感じている。そして、配偶者対策を含めた、担い手問題を活動の大きな柱にすえ活動をおこなっている。

 対策の一つに毎年実施している都市の女性を招いての酪農青年との交流会がある。その交流会の実行委員会が数名の青年が参加して遅い夜の時間に開催され、私も参加した。

 招集した者として冒頭の挨拶で、「プライドも恥ずかしさも、ふられる恐さも捨てて、結婚を目指して頑張ろう」と呼びかけた。
日々の農作業に精力的に頑張っているため、女性との出会いの場が少ない酪農青年にとって、この交流会の場は大切なはずであるが、中々そう認識して頂けない悲しさもある。まずそこからのスタートかもしれない。

 昨夜の会議では、楽しい交流会にするために様々な企画が出された。今までの慣例に流されることない新しい企画だ。
開催要項、募集要項が出来上がったら是非私のサイトでも紹介したい。

 次代を担う担い手、その担い手が次なる担い手を育てるためにも、酪農青年に実のある出会いの場を作って頂くためにも全力で支援したい。
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春が足踏み

2009-04-23 19:42:11 | Weblog
 ここ数日間の肌寒さ続き、それに輪をかけるように早朝に窓から外を眺めると素晴らしい白銀の世界。我が家の周辺で10センチに近い積雪。
芽を出す準備をしていた春一番も「ちょっと一服」といった状態。

 プラスの15度になってみたり、マイナス1度になってみたりと数日間ごとに温度差が大きくことなる。
こんな事にはすっかりなれている私どもですが、やっぱり春らしい気温の方が良いとつくづく思う。
こんな日々を繰り返しながら、大地を緑色に変えていくのだろう。私どもの地方の週間予報を見ていたら、来週にも雪だるまのマークがついている日が1日あった。

 さくら前線も北海道に上陸寸前のようだ。でも新聞を見ていると私どもの地域に到達するのは5月15日頃だという。そんなに慌てることもなない。ゆっくりと順番に
それぞれの待ちに美しさを咲かせてきてほしいモノだ。

 春はもうここまで来ているんだから、足踏みすることなく「一直線に進んできてほしい」と願わずにはいられない。
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雨降りなので「床屋」さんへ

2009-04-22 21:17:18 | Weblog
 天気予報どうりに朝から雨降り。明日の早朝は雪だとか?。一段と肌寒い一日だった。
 そんな雨の日の今日は久しぶりに床屋さんに行ってきた。病院にしても床屋さんにしても、せっかちな私にとって待つ時間がとてもイヤだ。そのため空いていそうな時間帯を狙う。きょうも待つ事なくできた。

 床屋さんに行くと様々な情報、人の話題を耳にすることが出来る。今までも床屋さんで初めて聞いたことが沢山ある。良い情報ならとても便利である。

 仕事がら、する必要もないが頭(髪)手入れはほとんどしない。入浴して頭を洗ってもそのまま寝てしまうから、朝はモウモウの頭になっている。今日の頭もそうだった。床屋さんでビックリしたのではないだろうか。

 そんな私でも出かける予定のあるときは、クシだけ通して寝る。
だから髪が短いときはとても楽だ。そのことは分かっていても1ヶ月以上は行かない。
 
 ずっ~と前、床屋さんに行くのがイヤで、自分で適当に髪を切っていたことが何度もあった。それでも、「おまえの頭ヘンだよ」と言われたことは一度もなかったような気がする。

 今度も1ヶ月を過ぎた頃の雨降りを狙って・・・・。
 

 
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牛ちゃん達も大地に

2009-04-21 19:55:52 | Weblog
 昨日に続き冷たい風が吹きつける我が家周辺。夕方からは雨がついてきました。

 昨年の12月から牛舎の中に入ったままの牛ちゃん達も、大地の息吹を感じるのか、窓に顔を向け目を輝かせ時々、大きな鳴き声をあげます。あたかも「早く外に出してくれ!!」と言わんばかりに・・。

 冬期間は深い雪に埋もれるために、搾乳する牛ちゃん達は外に出ることはありません。
そんな牛ちゃん達も昨日から久しぶりに大地を踏みました。4ヶ月ぶりの大地です。昨日は、準備をしている私の動きを見て外にだしてくれるのを察してか、ドタバタと動き出します。鎖を外してあげると我先にと外へ飛び出します。慌てて転ぶ牛ちゃんも・・・。

 50頭あまりの牛ちゃん達が走りまわります。ちょつとした野生の王国を見ているようです。大地を踏みしめたうれしさを、700キロもある体一杯で表現している様子に見ほれていました。
まもなくすると、自然の恵みを一杯に受けた青草を食べて、美味しいミルクを出してくれます。

そんな日は、もうそこまで来ています。そして、暑さに弱い牛ちゃん達を悩ませる季節に・・・。
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雪が溶けました。

2009-04-20 22:57:50 | Weblog
 海風が強く晴天ではあるが肌寒い日が続いています。
そんな中ではあるが雪どけが急速に進み、我が家周辺もようやく雪山を探す程度になりました。あたり一面が茶褐色の大地に生まれ変わりました。今度は日1日と緑色に変化していきます。
周辺の色の変化を見て季節の移り変わりをはっきりと感ずることが出来ます。

 このようになると多忙期が本格化します。酪農の仕事、交流活動の本格化、諸組織の活動と3本柱を妻と協力し合いながら進めていきます。ほんのわずかずつですが、体験の事、宿泊の事の問い合わせが届くようになりました。農作業では、牛の放牧の準備、肥料散布、堆肥散布と次々と作業は続きます。

 年や疲れを棚に上げて頑張っていこうと思っています。珍しく今月は一度の出張もなく終えることができます。

 老いた腰にムチ打って・・・はりきっていきま~~~す。
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NHKテレビ「ダーウィンが来た!」を見た。

2009-04-19 20:02:29 | Weblog
 以前、お世話になったことがあるNHK放送局のK氏ディレクターから「19日のダーウィンが来た、の番組を見て下さい」とのメールが届いていた。
 彼女は昨年まで旭川放送局にいて東京に移動になっていた。そこでも自然系の番組を担当しているらしい。以前「サロベツ原野」の自然番組などなど多くを見たことがある。

 メールが届いてから見ることを忘れないようにと、しっかりと暦に印を書いてお
いた。いつ見てもこの自然番組は素晴らしい。ただ単に自然の姿を描いているだけではなく、私どもが日頃不思議に思っている難問に「しげじい」が出てきて、質問してくれて、それを映像を通して回答してくれるのだ。

 今夜の番組も素晴らしかった。オオタカの狩りの様子だ。森から降りてきて町に住み着いたオオタカがヒヨドリなどを襲う。
そしてカラスとオオタカの戦い。日頃目にあまりあるカラスの習性を見た。そしてオオタカのカラスを狩りする光景は凄い。よくぞ撮影に成功したモノかと。番組終了とともに「素晴らしい」と声がでてしまった。そして、彼女の名前を必死で目で追った。「あった!Kディレクター」

 K氏に撮影でお会いしてから十数年になるだろうか。取材にきていたある町で偶然にお会いしたこともあった。
あの当時から自然派タイプだった。そして、自然のモノを撮りたいと語っていたことを思いだした。
 今月末には、「マレーシアの取材に行く。放送が決まったらお知らせします」と書き添えてあった。
 
 元気で素晴らしい番組製作に頑張ってもらいたいと祈らずにはいられなかった。 
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またまた二日酔い

2009-04-17 19:30:13 | Weblog
 雰囲気で飲むアルコールが好きで、滅多に晩酌のやらない私は飲み会の時は張り切って出かける。飲み会の案内があったときは断る事がない。

 昨夜も11人でのある歓送迎会。今月に入り2回目の飲み会だ。
牛のお世話を終え山奥からでかける。こんな時の運転手役はいつも妻にお願いをする。快く対応してくれる事に感謝している。

 昨夜も随分と飲んだ気がする。飲めば飲むほど語りに花が咲く。どのくらいの量を飲んだかは定かではないが、朝の自分の状態で何となくわかる。生ビール2杯を飲んだ後焼酎の水割りに切り替えた。「うすめに」とコップに作ってもらうが、焼酎と水の割合は他人まかせ。出されたモノをそのまま口に入れる。アルコールの濃さなどわからない。

 いつものことだが酒の席での話は楽しいし本音も出る。普段語れない「イヤミ」も酒の力を借りて述べることができる。
 
 一人二人と席をたち帰路に。
私との待ち合わせ時間に妻は迎えに来てくれる。その時すぐに帰ると朝は楽なのはわかっているが、ついつい妻を呼び込み談笑(ただの酒の席)の輪の中に入ってもらう。この頃になると相当に調子にのっていることが分かる。

 いくら飲んでもいくら遅い時間に帰宅しても、朝5時になると容赦なく目覚まし時計がなる。辛い事が通り過ぎているくらい辛いが起き上がる。そして牛ちゃんの待つ牛舎へ。「オヤジ!酒くさいよ」とでも言っているような顔つきで私を見る牛ちゃん達。適当に手抜きをして仕事を終える。

 ため息ばかりつきながら会議に出かける。飲み会で一緒だった人たちがいる。何となくみんな沈んだ目をしている。
「二日酔いであろうが給料分働けよ」と私は心だけで気合いをいれてやる。

 とても辛い二日酔いだったが楽しい歓送迎会だったかもしれない。「飲み会はもう遠慮しよう」と一時おもった。しかし、それはほんの数時間。
いつあるか分からないが、次回の飲み会を楽しみに・・。

 


 











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