農協の総会

　昨夜の風と雨の音で何度か目がさめた。早朝、外へ出てみると以外なモノまでが飛ばされていた。強風のすごさに驚いた。3日続いた強風もようやく昼頃からおさまった。

　いつものこの時期、私どもの農協の定期総会が開催されるが今年は今日開催された。生産活動をする農家にとって農協はとても大切な組織であることは言うまでもない。そればかりか農協は地域形成にも大きな役割を果たしていて、その役割はきわめて大きい存在であろう。

　しかし、残念なことに一番身近にあるはずの農協の懇談会や総会などへの出席率が悪い。そんなことを言う私も参加しないほうが多いので言う立場にはない。
私は、農協総会で議長に指名されることが多かったためには、総会には時々参加していたが、議長席以外からの発言は全くしたことがない。

　今日の総会でもほとんどの発言はない。議長として喜んで良いのか悲しんで良いのか疑問だ。でも議長の立場の本音の本音は、あまり意見ななく「さら～～と」終えてもらえるほうがホッとする。張り合いもないが、混乱するよりは「ず～～と良い」と思うことがある。
でも、かっこよい見せ場を作りたいと思うこともあった。見だちがり屋だろうか。そんな場面に遭遇したいと思うことも今まで何度かあった。

　全ての役員や多くの来賓がいるところでの発言には勇気のいることであろう。しかし、その勇気を誘い出すテクニックも議長の役目なのだろう。私には少し無理であろう。それとも、やっぱり「さら～～と」だろうか。

　親しく役員などと懇談出来たり、日頃の要望などを聞いてもらえるはずの懇談会への出席が悪いのだから、農家自身の農協に対する一つの変化の現れだろうか。
私どもの所はまだ進んでいないが、次々と進む大型合併によって「農協離れ」も現実の課題だろう。

　私どもの生活と経営を維持発展させるためにも、私たちの大切ななくてはならない農協であってほしいと願わずにはいられない。
その為にも、総会という一大決起ともいえる場に、農家のかたから多くの意見を引き出すことが出来るような議事の進め方を研鑽しなくては・・・・。