私は52年間続けてきた酪農経営を昨年の9月13日に卒業してからまもなく1年がたとうとしている。
この間、牛のいない生活にどれほど戸惑いを感じてきたことか・・・。
朝夕の搾乳時間になっても牛舎にいかない自分の姿に「こんな呑気で良いの」と言う思いも強く・・・。
そんな時、常に「いままで頑張ってきたのだから・・・」と自分で自分を褒めながら乗り切ってきました。
しかし・・・どうしても「やめきれない」事がありました。
それは、20数年間続けてきた酪農教育ファーム活動でした。テレビなどで毎日のように伝えられる
「命などに関わる凶悪な事件」。もっともっと「命や食」の大切さをつたえなくては・・・と。
そして・・酪農での担い手不足対策も深刻で、酪農の魅力も伝えたいと・・。
そんな思いから「搾乳体験など」を復活させます。
明日がその第1回目です。
搾乳体験用の牛も、地域の酪農家のご協力で確保しています。
明日は、前半は高校へ出向いて「酪農の魅力」を語る座学。
ここでは妻も女性の立場から・・酪農実習生の方も語る予定です。
その後ぶんちゃんの里へ移動して、食や命の大切さを語り紙芝居を聞いていただいて搾乳体験。
そして・・アイス作り体験も実施します。