昨日の強風もやんで穏やかな晩秋の日だった。
そんな好天の中、農業機械メーカーの展示会があるとのご案内をいただいていたので、妻とともに
豊富町まで行ってきた。日本ニューホランドというメーカーでる。何10年ぶりかの展示会見学であった。
同メーカーは、私たちの集落にトラクターが導入された最初の時からのお付き合いになる。当時は同メーカーの
前身であるフォード(FORD)トラクターと言っていた時代で1965年頃だろうか~。
トラクターを始めて導入したのがフォードで・・以来、今日までフォード、日本ニューホランドしか
導入したことがない。
私もまだ酪農経営に参画していない高校生のときだつただろう~~。60年も前からのお付き合いだ。
素晴らしい展示会であって、酪農経営を終えた私たちには直接的には関わりが無くなってきましたが
それでも一通りの牧草管理機械を持っているだけに、お世話になることも多くある。
始めて見るものばかりで、新型の素晴らしい機械が並べられていた。
展示会見学も久しぶりだっただけに、時代の進化を目の当たりにして驚く事ばかりであつた。
そんな驚く私たちの姿を見てスタッフのかたは「室内にまだまだ良いトラクターがあります」と
案内してくれた。
再び驚いた!! 二階建てのようなトラクターだつた。恐れ多くて触ることも出来なかった。
何故なら・・値段が8100万円だという~。そのトラクターはこれだ!!
「展示会をやって、こんな機械を売っているから私は借金がふえちゃったんではないですか~」と
スタッフのかたと大笑いした。
私の現役時代、修理依頼等で大変にお世話になった電話で依頼を受け付けて下さっていた「おさないさん」に
お会いすることが出来た。毎日の用に電話でお声は聞いていましたが、お会いするのは二回目で
今回は、十数年ぶりだろうか~。全くお顔を忘れていてお声をかけていただいた。電話でのすてきな声は
私の耳にこじりついている。そのくらい依頼電話や電話での相談をしていたのだろう~。
今回の展示会見学は少しの意味もあった。
部品の購入と合わせて、来年からの我が家周辺の草狩りなどの環境整備に使うシュシュレッターを
導入相談をしていて、展示会終了したら搬入予定だった。それも見たかった。
時代の進化・・・と言ったらそれまでだが・・・そのことに流されない事も大切に感じた瞬間
でもあった。経営を守り発展させるためにも・・・。
私が使ってきたトラクターを思いおこした。今も我が家で現役として動いている。2台で40年と
15年以上がたつだろうか~。元気に働いてくれている。
帰りはノンビリ走って中川町の道の駅でコーヒーとコロッケを食べて帰路についた。300円と150円だつた。
道も紅葉が進んで綺麗だつた。