『備前焼若手作家による東北関東大地震復興支援チャリティー・−from
●bizen−』が開催されました。
9:00~ 搬入、設営。設営中からお客さんがお見えになられる。
そのうち、あまりの来客数の多さに気圧されて、開始時間を30分前倒しして10:30開始。
販売担当メンバーは、てんてこ舞い。同時にマスコミ対応も大忙しである。
小生は、自称『本部席』に陣取って悠々と売り上げチェックを担当。皆がバタバタする中、一人だけ椅子に座って一覧表にヒョイヒョイと『正』の字を書き入れて全数チェックする。自分の段取りさえしっかり出来ていれば楽チン。
な、ハズなのに、一覧表から顔を上げる間がないほど忙しくなって……、いや、本当に忙し~~。
リスト管理が置いてけぼりにされそうな勢いで売り上げ報告が上がってくる。若者にアシストしてもらいながら何とか全体を把握する。危うかった。
ふと、気がつくとかなり作品が減っている。
お昼近くになって、皆が落ち着きを取り戻し始めた頃、近隣の会社勤務の方々が休憩時間を利用して会場へ。また忙しくなって……。
そして、昼過ぎ。会場メンバーの雰囲気が変わる。
「ひょっとして、今日、完売しちゃう?」
やがて、オヤツ時分から、段々とそれが現実味を帯び出してきて、全体のモチベーションが次第にヒートアップしていく。赤十字ボランティアのおネエさん・おニイさん、両替担当銀行員さんもその気に。会場に一体感が出来てくる。
「オレタチ、ヤレルンジャナイノカ?」
なんだか全員、前のめり気味な勢いである。
結果。
参加陶芸家80名・総作品数507点。 17:20完売。
終了予定時刻の19:00を待たずして、完売御礼。m(_ _)m
最後の募金の瞬間は、全員が拍手。晴れ晴れとした気持ちで、もう皆がニコニコ顔。
そしてすぐに、銀行員の正確な金額チェックを経て、その場で赤十字スタッフへ全額を手渡す。
今回の段取りで感心した点。
・お客さんが支払う現金は、一切ヤキモノ屋が触らない。
・お客さん自らが、直接赤十字の鍵付き募金箱へと入れて頂く。
・現金カウントは銀行員。
・募金箱の開封は赤十字立会い。
・全員が見ている前で、全額を寄付。
これにより、間違いなくお客様の善意が寄付された。ヤキモノ屋の気持ちも込めて。
計画発案者に拍手。
完売後は、掃除も撤収も気分良く進む。
皆、言わなかったけれど、昨今、若手陶芸家で「展覧会会場にあるものが総て売れた」という経験のある人はほとんど居ないはずだ。でも、今日、岡山の地下街でそれが達成された。
「オレタチ、ワカテデモ、デキタゾ」
皆、その事に驚いたし、感謝もしたし、嬉しかったし、ハッキリとした達成感を得た。そして、それが形として届けられる事に幸福感も得た。
最後にお互いに「本当に有難う御座居ました」と言い合える関係性が良かったなぁ~。
小生は今日、ひとつ伝説が出来たぐらいに思っている。
VIVA!from bizen ヤキモノ屋もお客様も皆GJ!
小生の『箸置き』『植木鉢(観葉植物付き)』『ペアジョッキ』『ボウルセット』『アロマぶた(蚊遣り豚型の香炉)』をお買い上げ頂いた方には、直接御礼を申し上げられませんでしたが、この場を借りて、深謝。m(_ _)m
あと、会場にお越し頂いたブログ読者の方々にも、アリガト。m(_ _)m
で、で、で、この幸福感を持ったまま、明日、小生は米子に日帰り出張~~。
所属している備前陶心会のグループ展の搬出の為。「前回よりも好成績だった」と伺っているけれど、完売する事はない。でも、米子の方々に幸せをお届け出来ていれば良いけれどなぁ……。明日はその辺りの確認にも参上つかまつる。
さて、今、何が美味しかったっけ?