今日も今日とて 発掘が続く。
須恵器、備前、唐津、古伊万里、施釉陶器(瀬戸?)……。だんだんとバリエーションが増えてきた。
出てくる度に自分の行動を振り返って見ると……。
高台があるものは 必ずひっくり返し、口はその厚さと高低を見ている。
鑑賞や鑑定の常道ではあるが、どうしても、そういう部分を見る癖。やきもん屋は大抵そうなのであろう。創る立場からの観点もある。
岡山のデパートで 焼物の展覧会があると。風体怪しい若者が怪しい目つきで作品を見ている。
しかし、そこはやっぱり窯業地。さすがに慣れたもので、店員さんも注意はしていなかった。やきもの屋とわかるのであろう。
小生も 随分とその筋であったと思う。
展覧会の会場でなくても、やきもの屋がそれと わかる場所がある。
閉店間際のスーパーマーケット。腹を減らした弟子連中が半額狙いでウロウロしている。
若いもんを見つけたらそのズボンのすそを見るべし。泥がついて汚れていれば やきもの屋に違いない。
窯業地ならでは。