巡業終わって、昨日帰宅しました。
出発前には赤のグラデーションの細やかな重なりが綺麗だった紅葉も、すっかり散っていました。残る葉もやがて散る葉。
仕事で使う外の水道も冷たい。
紅葉を眺めていると、梢の先端にカマキリの卵嚢(らんのう)を発見。
何処で見聞したかは忘れましたが、「カマキリが高い場所に産卵した年は雪が多い」という説を思い出しました。
さてさて、この冬は寒くなるのでしょうか。
それともただ単に目立ちたがりの母親だったのでしょうか。
もっともこの説は俗説…というか、科学的根拠がないトンデモ系なのですが。
ネタとしては面白いので毎年今ぐらいの卵が目立つ時期になるとしたり顔で言う御仁もチラホラ。
トンデモ系もいろいろあって、ひと頃は、水を凍らせる時に罵詈雑言や美辞麗句を聞かせるとその結晶の形が変るというのも写真集で出ていましたねぇ。(『水からの伝言』)
ひいては人はそのほとんどが水分なので、心にまで影響するといっていた学校の先生もいらっしゃいました。
(うーん、いろいろと微笑ましいですな)
……と、梢を見上げつつ、ちょっと毒のある事を思ってしまいました。
(きっと都会での小さなストレスがまだ残っているんだろうな。ちょっとギスギスしてるわ。)
山の葉っぱも随分減りました。
敷地にある実生の『合歓の木(ネムノキ)』の葉っぱも……。
ありゃ?
これは鹿に食べられたようです。
やっと少し育ったと思ったらやられましたねぇ。齧った後が幹に残っています。
まぁ、葉っぱを落とす頃なので影響がなければ良いのですが。
さてさて、ジョウビタキも帰ってきて山はすっかり冬支度。
仕事がしにくくなる季節。窯焚きには良いけどね。
あっ、水が冷たい。
気持ちが萎えるなぁ。これこそが『自らの伝言』。