備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

風花舞う窯焚き

2011-01-26 12:49:25 | 陶芸
現在、窯焚き中の窯場は、風が吹き込まないようにシートを吊っている。中から外の様子はわからない。朝から曇っていたものの、気が付くとなんとなくシート越しに外が明るく感じる。
シートの隙間から雪がチラチラと舞い込んでくる。ヒラヒラと雪が窯に近づくと空中で不意に消える。見ていて面白い。窯の上には水滴の痕跡もない。

基本『晴れ男』なので、窯焚きで雪が降るのは珍しい。風花程度なので積る心配は無いな。


さて、本日24:00から横焚き予定。
助っ人のヤキモノ屋さんが来られる時に雪は無い方が良い。峠道は危ないからねぇ。
ただし、寒いのはOK。寒い時期の窯焚きは皆さん無意識のうちに一生懸命に焚いてくれるという事も期待されるので。窯そのものが暖房器具状態となる。

という訳で、「他所の窯焚きは暑くて寒い」とか「自分の窯焚きは暑くも寒くもない」という言葉が生まれる。
おまけながら「窯焚き中は風邪引かない」というのもあるな。


さて、風邪を引かないようにして……。これからが本番です。

今晩、真夜中のセッションや如何に。