ヤキモノ製造業のうちで、二番目に嫌いな仕事をした。
春に窯を焚いて以来ずっとホッタラカシだった窯の掃除。いくら嫌いでもこれは避けては通れない。
ウチは仕事場が狭いので、焼く前の素地を一窯分全部を置いておく場所がない。その為、箱詰めして窯の中に積み重ねておく。窯詰めになるとその箱を窯から出して足の踏み場もない状況で窯詰めがスタートするのが慣わし。その箱の量で窯詰め出来る数があるかどうかという目安にもなっている。なので、ある程度仕事場に素地が溜まってくると窯へと移さなければならない。
その為には、まず窯掃除。同時に棚板掃除も。
砂や灰を掃くと、埃となって窯の中に充満する。
マスクをしているので吸い込む心配はないけれど、髪の奥、耳、服の中まで……とにかく、叩けばホコリが出まくる体になる。これが嫌っ。
掃除が終われば、結果がハッキリと出るので満足度は高いのだが……。
一番嫌いなお仕事は『炭割り』。
汚れるのは窯掃除以上、満足度は窯掃除以下。
まっ、今は窖窯(あながま)なので関係ない。使うとしてもチビ窯程度だし。
窯元勤務時代は『炭割り』の作業日は朝から憂鬱だった。なにせ大きな登窯で半端な量でない。仕事場にシャワーがあったのでそれで助かっていたけれど、それにしても…。
結局、窯掃除は「一日で終わろう」と頑張ったけれど、一日半かかった。
親切丁寧な『窯専門 お掃除代行サービス』ってないのかな?
春に窯を焚いて以来ずっとホッタラカシだった窯の掃除。いくら嫌いでもこれは避けては通れない。
ウチは仕事場が狭いので、焼く前の素地を一窯分全部を置いておく場所がない。その為、箱詰めして窯の中に積み重ねておく。窯詰めになるとその箱を窯から出して足の踏み場もない状況で窯詰めがスタートするのが慣わし。その箱の量で窯詰め出来る数があるかどうかという目安にもなっている。なので、ある程度仕事場に素地が溜まってくると窯へと移さなければならない。
その為には、まず窯掃除。同時に棚板掃除も。
砂や灰を掃くと、埃となって窯の中に充満する。
マスクをしているので吸い込む心配はないけれど、髪の奥、耳、服の中まで……とにかく、叩けばホコリが出まくる体になる。これが嫌っ。
掃除が終われば、結果がハッキリと出るので満足度は高いのだが……。
一番嫌いなお仕事は『炭割り』。
汚れるのは窯掃除以上、満足度は窯掃除以下。
まっ、今は窖窯(あながま)なので関係ない。使うとしてもチビ窯程度だし。
窯元勤務時代は『炭割り』の作業日は朝から憂鬱だった。なにせ大きな登窯で半端な量でない。仕事場にシャワーがあったのでそれで助かっていたけれど、それにしても…。
結局、窯掃除は「一日で終わろう」と頑張ったけれど、一日半かかった。
親切丁寧な『窯専門 お掃除代行サービス』ってないのかな?