備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

メロンでもウリでも

2009-08-28 19:36:29 | 料理・食材
仕事場の南窓には、日除けにツル性の植物を植えるのが慣わし。
これまでに、朝顔・夕顔・ゴーヤ・風船カズラ……と植えてきた。
夏前に細君からリクエストを尋ねられる。大抵は「食べられる物」と答える。

さて、今年は問い合わせの無いままに既に植えてあった。
「頂き物のメロンの苗」と言うが、「果実は知らないし、タマゴメロンと聞いたけれど正確な名前も不明」との事。


「さて、どういう実がなるのだろうか」と気にするうちに夏が過ぎる。

生ったのは子供の握りこぶしぐらいのサイズで、見た目は『ウリ』の類。
まぁ、メロンもウリも元は同じ。洋の東西で言い方が違うだけなので気にしない。

食べてみるとシャクシャクした歯ごたえで、淡白でアッサリ。ウリの中では美味しい方。お一人様食べっきりサイズも好ましい。
美味しければ、実際メロンでもウリでも名前はどっちでも良いよ。

昔、果物屋さんの最前列にスイカと一緒に並んでいたツルツルのメロンの味と一緒だ。素朴で懐かしい。
あの頃、網目の入ったマスクメロンは「ホンモノのメロン」と呼んでいたなぁ。
果物屋さんの一番奥の高い場所に飾ってあって、いつ売れるのか不思議だったけど。時々、スイカを三日月形にカットして100円で売っていたから、完熟になるとそういう風にして売っていたのかも。


メロンで思い出したのが、神戸で言うメロンパンって永らく食べていない。
全国的なメロンパンは、サンライズというもので別物。まわりの大阪人は「知らん」と言っていたので、神戸中心のローカルなパンなんだろう。

喫茶店のチキンライスの型みたいなアーモンド形で、中に白餡が入って……、ビスケット生地と白餡のダブルの甘味が「口の中でハ~モニ~」なんだけど。

あ~~、今度、神戸に帰ったら探しに行こ……。