備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

今回の……

2008-06-17 20:39:13 | 陶芸
いわゆる片口。

モノとしては片口酒器。使う人によっては、何でもありか…。


ウチには酒器とは別に、ドレッシング専用の片口がある。
(酒とドレッシングの器は、別にしておきたいので。)

小さな片口を、キッチンの手に取りやすい場所にいつも置いている。
『酢、油、塩分、スパイス』をテキトーに入れて、
ガシャガシャっと混ぜればドレッシングが出来る。

その日の『ヒラメキ』と『手元の狂い』が、一期一会のドレッシングを生み出す。


『酢』は、米酢、ユズ酢、りんご酢、レモン、グレープフルーツ……。
『油』は、サラダオイル、胡麻油、オリーブオイル、牛脂……。
『塩分』は、塩、醤油、味噌、梅干……。
『スパイス』は、胡椒、豆板醤、タマネギ、カツオ節、海苔、山椒……。

その組み合わせで、出来上がりは無限のパターン。餃子も冷やし中華も同様に出来る。

肉を焼いたフライパンに残る脂と肉汁に、バルサミコ酢、醤油、酒などを入れてソースを作るのも同じ。これまた無限のソース。

ちょっとづつ味見しながら、理科の実験みたいにして味を調える。
「良し!」と思ったところで調合を終えるので、その日の気分に応じた美味しさのハズ。


独身の頃から、いつもこうやってテキトーに作っていたので、自分でドレッシングとマヨネーズは買ったことがなかった。小生の部屋での宴会経験者(弟子の会)はご存知か。
自家製マヨネーズはワサビ入りやゴマ醤油入りを作ってビンに入れていたけれど、最近はしていないなぁ。


もっとも、最近は細君が市販品を買ってくる事さえあるか……。




さて、肝心の片口酒器ですが……。
吟醸香のあるお酒向きです。
注ぐたびにフワ~~と香りが漂います。
酔っ払っても一升瓶から移す時の粗相が少ないのも利点かなぁ。
涼しげですなぁ。