備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

二日酔い……でも、酒の話。

2006-08-01 16:09:28 | 料理・食材

何故か ここのところ宴会つづき。
週末から ずーっと 連チャン。

いささかこの猛暑での二日酔いは ツライものがありますが……


近所のオッチャンの会。
父、来たる晩。
弟と婚約者、来たる晩。
弟子の後輩のご結婚祝賀会。


色々と呑んだなぁ~。しかし小生は やはり日本酒党。
おとうと弟子の嫁さんが 出身地の新潟から日本酒のお取り寄せ。新潟地酒の呑み比べの会になりました。やきもん屋の嫁さんの素質充分。末おそろ……じゃなくて 楽しみだ。八海山、鶴嶺、久保田、上善水如、高千代……。ごちそうさま。


小生は 備前に来る前まで 晩酌の習慣がなかった。
  (……学生なので そりゃそうだろ)

しかし、備前に来てから 師匠方が軒並み日本酒好き。窯焚きやお手伝いで、あっちこっちに顔を出していた小生は、そこら中で しょっちゅう呑ませてもらった。焼物の勉強なんだか 酒の勉強だかと言うほど 目を啓かせて頂いた。


で、小生なりにデイリーな基準となるお酒を岐阜の『三千盛』に決めて、それと比較しながら覚えていくという方法で覚えていった。ひところは辛口と言われてた『三千盛』も、その頃の端麗辛口ブームでは まぁまぁ普通に入手できたので。

偶然にも 日本名門酒会の店があったのも幸いした。

かつては 東北の華やかな酒を愛飲していた。
出羽桜、刈穂、〆張鶴、一ノ蔵、十四代(有名になる前)……


最近は 味のしっかりしたものへ嗜好が移りつつある。

中でもお客さんから戴いた『奥播磨』は かなり良かった。純米大吟醸生原酒 (無濾過中汲み)は、骨太でゆっくりと変化していき日が経ってから呑んだ呑み残しは ひねないどころかキラメキのあるオブリガードがかかった重厚さが出ていた。

ゆっくりと変化していく味に合わせて、料理に脂を足したり、火を通したりと変えていくと面白いなぁ~とつくづく思う お酒だったな。



でも、ここ数年はチョット思うところがあって、日常の酒は一升瓶で2500円を越えないという基準を作った。

その中で、味と価格のコストパフォーマンス、呑み飽きない旨さ、料理を邪魔しない香りで言うと……『 炭屋彌兵衛 純米造り 』
何のかんのと言いながら、岡山の酒。でも これも最近人気が出てきて困っている。



写真は、かつての弟子仲間のサブちゃんからの戴き物。彼のブログで6666のキリ番ゲット記念。『マッコルリ』かと思うほどの、乳酸のプチプチ感と米の粒々感!
サブちゃん有難う!
脂のある魚との相性バッチシでした。  (*^ー')b

あぁ、二日酔いだと言うのに こんなに酒の話ばかり書いている。

窯場で 一汗かいて、発泡酒をのもっ!