旅の途中で
いきなり
真夏
橙色のまぶしい太陽
空気を
熱く燃やしている
焔
めらめら
考えることが難しくなり
空白に
飛んでいく記憶
燃え尽きて
ない記憶が
手のひらの上で
さらさら
溶けて
しまわないように
大事に
そっと
包んでみる
光る粉
ちぎれていく
こんなふうに
ひとは
時間の
一粒
一粒
を
いとおしみながら
遠くを
旅するのだろうか
歯軋りしても
ことは
変わらず
理不尽な
事象が
あちこち
石ころ
や
雑草
が
ころがっている
と
軽視され
雑草なんてない
名前はあるが
無視されて
踏みつけられて
いつも
道の途中
いきなり
真夏
橙色のまぶしい太陽
空気を
熱く燃やしている
焔
めらめら
考えることが難しくなり
空白に
飛んでいく記憶
燃え尽きて
ない記憶が
手のひらの上で
さらさら
溶けて
しまわないように
大事に
そっと
包んでみる
光る粉
ちぎれていく
こんなふうに
ひとは
時間の
一粒
一粒
を
いとおしみながら
遠くを
旅するのだろうか
歯軋りしても
ことは
変わらず
理不尽な
事象が
あちこち
石ころ
や
雑草
が
ころがっている
と
軽視され
雑草なんてない
名前はあるが
無視されて
踏みつけられて
いつも
道の途中