ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

朝はどこから・・・

2012-02-13 20:07:42 | 日記


          朝の雲

           風はぬるく
           朝の雲に乗って
           空を渡る

           朝は
           来るのだが
           朝の向こうは
           闇

           いつでも
           朝が
           ひかりを連れて
           来ると
           いのりながら
           待つ人がいる

           涙に
           くれて
           見えない人には
           何が
           あれば
           朝を
           待つようになるのだろう
       
           あまりに
           毎日が
           何事もないように
           穏やかに過ぎているように
           思えるのは
           幸せなことで

           失って初めて
           気づくこともある
           ということは
           哀しい

           何もなくはない
           普通の毎日が
           ありがたい

           できることならば
           どんなときにも
           
           哀しみが
           何かを
           うみだし

           小さな喜びに
           変わるように
           と

           いっしょうけんめいに
           生きていることを
           世界の
           中で
           生きていることを
           しってほしい