南無煩悩大菩薩

今日是好日也

いたしかたない。

2004-10-14 | 日日是好日。
なむぼんのうだいぼさつ。

煩悩すなわち菩薩。心のざわめきである煩悩と向き合うこと。これを悟りという。
はたして ぼんのう とは何か。

バッサリ。と適当に思えば。
感情あればこそ、うまれるもの。いわば、脳細胞の不協和音。ヒト科生物の宿命。

目があるから、色(形あるもの)を追う。追われる。
耳があるから、声(聞こえるもの)に左右される。
鼻があるから、香(におうもの)についていったり、遠ざけたりする。
舌があるから、味(みとめるもの)にかたよりが生まれる。
体があるから、触(表面的なもの)によって、デレデレしたり、シャッキリする。
たくらみがあるから、あれやこれやと理由が必要になる。
ひとりではないから、大好きよあなたとか、この悪党などと、判別をおこなう。
生きているから、現在・過去・未来をついつい考えてしまう。

いたしかたない。
いかんともしようがない。
なくならないのである。無くしてしまうと、わたしも、おなくなりになる。

こんな私が嫌だとおもっても。オー人事オー人事はできない。

べらぼうめ。これがおいらの花道よ。と煩悩をありがたがるしかないのである。

南無煩悩大菩薩。
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てん。

2004-10-14 | 日日是好日。
転。

ころぶ 

ころぶ 

くるっと 

よき方に


転石苔むさず。と申しますわな。
苔むすどころか、角が取れてきれいな石になっていくものでございます。
転がっておるのか、転がされてるのか、わからぬにしても、まぁそれは、ささいなこと。
ころがれば、片方ばかりでなく、まんべんなく、磨かれるものでありましょう。
すべすべ、ころころ、愛嬌のあるものが、できあがるのかもしれませぬぞ。

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