南無煩悩大菩薩

今日是好日也

弥生、卯月、その望花の頃。

2013-03-30 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。
(photo/Shoji Ueda)

むかし見し夢 ふりすてて

いまはむかしの 夢恋し
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

普通にラン・ラン!

2013-03-28 | つれづれの風景。

子供は走り回る。走るのが仕事だ。

子供に息切れはない。自分の身体に対する旺盛な試運転を試みている。

自由に移動できるテリトリーを確認するのが楽しいから疲れを知らない。

新車の軽やかさと性能を十分に堪能しているのだ。

彼らはそれが普通なのだ。普通だからしんどくも無理もない。

翻って、中古型落ち金属疲労の我が身を思うに、ガタピシを普通としなければならない。

上手に落ち着いて運転して、先を読み人に迷惑を掛けず、上手く付き合う術を身につけなばなるまい。

スポーツ選手が言っていたが、しんどい練習をしても上手にはならないそうだ。それが普通になるようにレベルを上げるのがコツだそうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

理想の型。

2013-03-27 | 意匠芸術美術音楽
(十二代団十郎/勧進帳より)

型破りなことをするのに型がいる。

型を守り、破り、離れ、磨玉の新たな型を身に付ける。

それを精進という。

型はなにも特殊な芸の中だけに留まらず、日常の社会生活でも私たちは型を持っている。ルーティンと呼ばれるものだ。

「型にはまった日常の些事は、哲学や詩の最高峰と同じ水準の、文化の理想についてのコメントになっている」という誰かの言葉をここで引用しておこうと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

道標。

2013-03-26 | 有屋無屋の遍路。
(photo/unknown)

どうやってここまで来れたのか、こうしてこうなったという根拠を定めることができないでいる。

その昔、根拠のない自信は大事だということが僕の心に効いたことがある。

根拠に頼りすぎた自信は、その根拠が崩れた場合にはすこぶるやっかいな拒絶反応を起こすというようなことだった。

それはさておきまだ先がある。斃れるまでの先はある。すぐなのか、ちょっと遠いのか、かなり先なのか、見当もつかないが先はある。

信ずるも信ぜずもなく、迷わず従うしか選択肢はないようだ。

もし、次にも同じ道しるべに出会えたら、それは嬉しいことだろうし、間違いではなかったと安堵もすることだろう。

ただ、今と同じように又、そこ迄行き着けたことの根拠に首を傾げているに違いない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思想的アプローチ。

2013-03-25 | 意匠芸術美術音楽
(映画/砂の女より)

生きるために砂を掻くのか?砂を掻くために生きているのか?

シャベリングサンド、シャベルサンド、だからと言って

生きるために口を挟んでいるのか?口を挟むために生きているのか?と訳すのは間違い。

しかし、其々に様々に順々に色々と応用の利く述語形である。

あなたの(私の)それは(これは)、何のためにしているのか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きれいな嘘。

2013-03-21 | 意匠芸術美術音楽
(original unknown)

風と砂とカップ、自然が織りなす造形・・・・

ではなさそうだ。

プラスチックカップの重量と轍の深さの関係、内輪と外輪の差による放物線の形状、等不審な点が多すぎる。

しかしだ、しからばさもありなん、風と砂と使い捨てのカップが表現する趣、そして線での造形の妙は美しい。

この嘘は、許されることを信じてついているようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デリケートな力。

2013-03-19 | 意匠芸術美術音楽
(artist/Clarence Coles Phillips)

アーティストは、常人にはない些細な気付きと機敏に察知する力を持っているようです。

見通す力や見抜く力などの洞察力とはちょっと違う観知力に近いような繊細さです。

話は変わるが、
複雑で流動的な今の世の中、アーティストほどの霊性のない商売人もまずは「察知力」を磨かなければ、チャンスをつかむことはますます難しくなってきている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キャプションの練習。

2013-03-18 | 世界の写窓から
(photo/LIFE)

「ねぇ、あなたのことボブって呼んでもいいかしら?」

「だめだよ」

「なぜ?」

「なぜなら、僕の名前はヒロシだから」



クラウン英和辞典によると、
キャプション(caption):題目、見出し、説明文句、説明字幕とある。
同じ辞典のその次には、キャプシャス(captious):あげ足取りの、あら捜し的の、とあり、
そのまた次には、キャプティベイト(captivate): 人の心をとりこにする、うっとりさせる、魅了する、
という具合に並んでいて勉強になる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パロディ芸術。

2013-03-16 | 意匠芸術美術音楽
(artist/Banksy)

そんな言葉があるかどうか知らないが、パロる、パロディるということは、良い作家は真似る、偉大な作家は盗む、という意味あい上では、お茶目な作家は借用する。

模倣も盗用も借用も「本物」の表現の一つです。

表現に注意してみましょう。
たとえば、絹のイミテーションのナイロンは「偽物」ではありません。天然素材ではないだけです。

その意味においては、いわゆる本物です。

模倣と盗用があまり「知られて」いないほうが好都合なのに対し、借用については「本物」つまり原作が「知られて」いなければあまり意味をなさないことです。

次の作品などは、

(artist/unknown)

私が原作を確定できないために、パロディか、オリジナルか、そのへんが「ちょっとクサいかな」と思ってしまうのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

良識のマインドセット。

2013-03-15 | 古今北東西南の切抜
(photo/Elliott-Erwitt)

「フィンランド、平等主義的な学校を求めて」と題されたル・モンド・ディプロマティークより教育関係者へのインタビュー記事抜粋。

「子供たちが学校にいるのはテストを受けるためではないということを私たちは忘れてはなりません。子供たちは人生を学びに来るのです。自分自身の道を見つけに来るのです。人生を測定することなどできるのでしょうか」

「評価というものは、教師と子供の開花に役立つように、教育資源と教育方法を再調整するための道具でなければならず、決して管理や競争のための道具になってはならないのです」

「評価を忘れよう。・・もちろん私たちの仕事がこのように高く評価されているのを誇らしくは思います。しかし、私たちの制度は一つの全体として見るべきであって、あれこれの側面だけを鳥のようについばむようなことはすべきではありません」

・・・・

自分は教育者ではないが、商売の経験から言っても多くの場合、競争よりも共創のマインドセットが、より高度なパフォーマンスを発揮するように思う。

ただ、運動会の競走に順位をつけないようなことはどうかともおもいますが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飼い主に似る?

2013-03-14 | 閑話休題
(photo/Elliott Erwitt)

ペット禁止のレストランに無理やりペットを連れ込もうとする身勝手な客がいた。

「きみ、ここはペット禁止ですよ」

「なによ、あなたに迷惑かけないからいいじゃない」

「黙っていなさい、私は飼い主に言っているのです」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

観自在

2013-03-13 | なんとなく落書。

いまに在る、いまに至る、自分を素直に観てみることがちょっとだけ上手になってきているようだ。

お、今わしはけしからん事を考えたぞ!、と、けしからんことを想った自分をけしからん奴だと、意識できるようになった。

これは恐ろしいことである。煩悶の、矛盾の、自己嫌悪の、「種」を創ってしまう。

常にもっと包括的な定義を創らなければ追いつかないのである。

えらいこっちゃ。と思いながらもしかし、恐いもの見たさが勝つ。

南無観世音、腹を据えて、菩薩。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

力量

2013-03-12 | 世界の写窓から
(original unknown)

なんにでもそれなりの力量を求められるが、

力量を認められた者よりも、力を量ってそれを上手く活かしてくれる者のほうが、力量は上だったりもする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイ・ラブ・ユー。できるか青年。

2013-03-11 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。

もし真に自分が愛したくば、例え千万里を離れるも、一生に一度顔を見るも見ざるも、

雷様でも、弁天様でも、へちま様や瓢箪様でも、自分一人で愛して可なり。

しかるに、向こうから愛されぬを恐れて愛するを諦めるは、気の利かぬ話これ程無し。

お月様を恋慕して、自ら失望するの如きは、野暮の骨頂である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湯飲み,茶碗

2013-03-09 | 閑話休題


私は誰なのかしら、you know me?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする