南無煩悩大菩薩

今日是好日也

誰が為のカナヅチ。

2012-01-31 | 世界の写窓から
(photo/ Herb Ritts)

男性か女性の言葉かわかりませんが、誰かがこんなことを書いていたのを読んだ事があります。
「男が女のことを考えるほどに、女は男のことを考えてはいない」
本当でしょうか?

男がパンツ一丁の女体を見ればかなり興奮しますが、女性の目からはそれほどでもないのでしょうか。

体操選手やボディビルダーなど、筋肉を鍛え上げる人は泳げない、いわゆるカナヅチだといわれます。脂肪分が少ないため脂肪分での「浮力」を得られないからです。

もてたいためのロックンローラー、という歌もありましたが、女性にもてたいための筋骨隆々に励む人もいるようです。

その彼がいうには、女性にもてるだろうと思って始めたが、もてるのはなぜかその系の男にだった。と。

やはり彼の肉体は、「浮かばれ」なかったようです。
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ガンジーチルドレン。

2012-01-30 | 古今北東西南の切抜
(source)

今日は、ガンジーおじさんの命日です。

非暴力というおじさんの信念を、みんなでコスプレをして、学びと追悼の集まりが、インドでありました。

昔の偉人、ということでなく身近に感じ、子供たちの胸にも将来にわたっておじさんの意思を考え続けてみる気持ちが芽生えるでしょう。

やっぱり、チルドレンは、子供達です。

草葉の陰で、きっとおじさんも喜んでいると思います。
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きわをわきまえる。

2012-01-28 | 酔唄抄。

剣聖と呼ばれた剣の達人、伊藤一刀斎というひとは、

朝まだ闇のうちに突如目覚め、「老いた!」と一言つぶやくと、

以後、遁世、つまり行方が知れなくなったといいます。


先日、あるバーで、巷では仙人と呼ばれる傘寿を超えた酒飲の達人が、

呑んでいた杯をカウンターにコトンと置くなり、「酔うた!」と一言つぶやいた、

そして露ほどの未練も残さず、立ち去った。


区切り、見切り、引き際の良さ。

達人とはそういうものだ。


まだまだ修行は続く。
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その場に臨むということ。

2012-01-27 | 古今北東西南の切抜
(切抜/L.A.Times)

ノースロップ・グラマン社の新しい無人航空機の飛行実験が米国海軍によって行われました。

無人ですからパイロットはいません。

コンピューターでの遠隔操作です。つまり操縦者はテレビゲームで臨場感はありません。

海軍ですから当然軍事使用が前提です。

グラマンといえば、小生の親父は、グラマンの機銃掃射が頭をかすり死にかけた時の傷が残っていました。

小生も親父のような臨場感は、全く持たぬ者です。

コンピュータルームの操縦者は、実戦パイロットよりも、精神的障害の発生する確率が高いともいわれています。

その場に臨みたくはないが、その場に臨んだほうが、ずっとすっきりする、ということでしょうか。

しかし、そんな臨むような場なら、なくせばいいのに、と思うのは、・・・・

と、ここまで書いたところで、子供が親に、新人がいやな上司に、死ねばいいのに、とつぶやく者もいる、という話を思い出した。

その場に臨むということ、そして、その後に及び、この期に及ぶということの因果を改めて自問した次第であります。
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エトセトラ。

2012-01-26 | 意匠芸術美術音楽
(“etc” by josef linschinger)

死のうと思っていた。

今年の正月、よそから着物を一反もらった。

お年玉としてである。着物の布地は麻であった。

鼠色のこまかい縞目が織りこめられていた。これは夏に着る着物であろう。

夏まで生きていようと思った。

-太宰治「晩年」より-


様々な死に様を思えるなら、様々な生き様をも思えるということです。
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キュート、かわいらしさ。

2012-01-25 | 世界の写窓から
(source)

思慮深く、頭を抱えているようにみえる。

が、実際は寒いだけかもしれない。

どちらにしても、そのたたずまいはキュートである。

ただ、こんな光景が目の前に繰り広げられていたら、



みていられない、という仕種と見ることも可能だ。

ただ、たぶんネズミはなにも考えてはいないだろう。


なにも考えていなくても、思慮深い顔や仕種に、思慮を、いろいろ考えていても、あっけらかんな顔や仕種に、あっけらかんを思って疑わないのは、

やっぱりキュートというべきだろうか。
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御歌に習えど、

2012-01-24 | つれづれの風景。

春は花

夏ほととぎす

秋は月

冬雪さえて

すずしかりけり

-道元禅師御歌-



春はまだ

夏ほどとおく

秋は末

冬の禿には

ふるえくるなり。


境地、雲泥の差。
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大物に挑む。

2012-01-23 | 世界の写窓から
(original unknown)

獲物を定めれば無心、翔勢瞬駿、加速充分、筋骨強脚眼光きらり、只、唯、その一点に凝結す、すなわち我は弾丸となれり。

鷹や隼などの猛禽類の狩りは、その過程からして風格がある。

悠々とかつ至峻、そしてその強靭な筋脚力が、嘴先で捉えるよりも遥かに大きな獲物を可能にする。

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世代は替わる。

2012-01-20 | 古今北東西南の切抜
(切抜/日経エレクトロニクス

いよいよもって3月末で、私の携帯電話も使えなくなる。

世代交代は電波にもあるらしい。

携帯電話と同じで私もいつかは使えなくなるのだろうが、今はとりあえず替えを考えなくてはいけない。

若い人にはリンゴのファンが多いようだ。

やれ、スマート・フォンだ、アイ・フォンだ、と周りで説明してくれる。

若い人は知らないかもしれないが、私はやはり、


ピーター・フォンダ。


Peter Fonda/Easy Rider
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ゴシップにならない関係。

2012-01-19 | 世界の写窓から
(source/TIME)

人の持つ複雑性の一つのヒントがここにありそうだ。

単純なことから逃れようとするほど、より複雑さを増していく。

リレーションシップを維持しようとするなら、単純な相関を関係づくるしかないのに、人はファンタジーを追い、エキサイティングな事にあえてチャレンジしてみようとしたりする。

しかしそれぞれがそれで幸福ならば、それは成功した関係性とも言える。

複雑なのは、部外者がとやかく言えることではない安定的関係というものもあるということである。
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雌伏の時間の重ね方。

2012-01-18 | 古今北東西南の切抜
(切抜/日経新聞)

炭素繊維は、鉄に比べて重さで75%の削減、強度でほぼ10倍だという。

世界でもトップシェアを握るのは、ニッポンの繊維メーカーであり、いよいよ自動車メーカーとの合弁で飛躍を目指すようだ。

取り組みから足掛け苦節は、50年だと言う。

半世紀の間、資金と労力を絶やさず続けて来た結果と今の役員は言う。

繊維産業だけの話でもない。かってのフィルムメーカーなどでも、デジタル化による需要衰退において、フィルム技術の転用研究に力を入れていた会社は成長し、逆にそれに固持し、シェア確保の為排他的に動いたかっての巨人は見る影もない。

続けていなければものにならないことと、続けているだけではろくなことにならないもの、を隔てるものはなにか。そしてその判断に必要な時間はどれほどか。

会社の寿命は30年とよくいわれる。ただ逆に今の有名かつ安定的な会社は、30年ぐらいの雌伏を経て成長を遂げたところも多い。

色々と考えさせられる。


資金と労力は、行け行けでもだめだろうし、通せんぼしてもだめなものだということはわかる。

この繊維メーカーは、東レ であった。
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表現の不易流行。

2012-01-17 | 世界の写窓から
(source/LIFE)

電車の運転手がいちいち信号を指差し確認するのは、それなりのわけがある。

パブロフの犬ではないが、条件反射による誤認を防ぐ為だ。

人間の脳細胞は線で繋がれているわけではなく、電波に近いような物質によって接続されるというから、見たものを違った記憶野や視覚野と繋いでしまうことだってあるのだろう。

むしろそれは、願いに近いものに優先されることだってあるはずだ。

つまり人の精神は常に安定しているとは限らないということを前提としている。

それとこれに誤謬なくおこなう事と、かたや絵画などにおいても、その通り描くとろくな絵にならなかったりもする。

人はある場面においては現実認識に縛られ、ある場面では自由でアーティスティックさを求められる事もある。

なんともしかし、悩ましい生き物だ。
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にがいのが良薬。

2012-01-16 | 世界の写窓から
(original unknown)

痛い思いをするのは、後々痛い想いをしなくて済むということを前提として理解していなければ、ただただ痛いだけだ。

予防学や免疫学についての詳しい事はわからないが、事前の行いとそれによる耐性には因果関係があるということだろう。

後々の痛みのことをおもえば、今の痛みを我慢することはやぶさかではない。大人はそう考える。

抗体ワクチンなんかは、あらかじめ体内に毒を取り込むことで免疫をつける事だと思うが、花粉症なんかは、免疫細胞の過剰反応だというから、そこはそれ、色々ややこしい因果があるような気がしてならない。

そもそも、病原体に侵されないのではなくて、侵入されてもそれを処理する力をつけると言う事であろうから、体内にどのようなキャリアを積むかの問題だ。

どうしてあんな人と?というような結婚詐欺にあうええ歳した人などは、若いときに痛い目に遭っていないか、痛い目から逃げていたのではないかと思える。
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フロンティアスピリッツ。

2012-01-14 | 酔唄抄。
(Photo/unknown)

現在、全ての人間には、非常に高い振動数と低電圧の電磁場があることが分かっている。

この電磁場を検出する事は非常に難しいが確かに存在する。

そして、人間がネガティブに感じればネガティブな電磁場が生まれ、ポジティブに感じればポジティブな電磁場が生まれる。

人々が集まって酒を飲む理由はここにあるのかもしれない。

つまり、ポジティブな「親交のための電磁場」を相互に発生させる為である。

この極超短波現象については現在もほとんどわかっていない。
 

と、バックミンスター・フラー先生もおっしゃっている。

したがって思うに、ほとんどわかっていないこのフロンティアに、身を賭して実証を試みるのが、酒飲みのスピリッツだと言えるであろう。
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たぐい稀なるものについて。

2012-01-13 | 意匠芸術美術音楽
(Artist/Man Ray)

私は人間の諸行動を笑わず、嘆かず、呪詛もせず、ただ理解することにひたすら努めた。-バールーフ・デ・スピノザ-


よくよく考えてみれば、すべての「コト」は、不可思議な驚きに溢れている。

ある人は、それを理解したという。

それがどのような類の理解をさすのかが、僕には測りかねる時がある。
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