なんでも相性と言うのはございますようで。
よく「馬が合う」という関係がございますわな。
なぜかしら、話がお互い面白かったり、安心しあえたりと、同調するリズムや感性、考え方などを持ってる間柄とでも言いましょうか。
こういう雰囲気をどちらともなしに創り、またどちらともなしに甘受する。
まあ。いえば、心地がよいのでございますな。
無理に意図せずともうまくいく。
こういうものが、まあ。「じょうぼん」の関係と申せましょう。
漢字では「上品」と書きますわな。
馬を合わせたり、相性を図るのに、やはり無理はいけないと見るべきでございましょう。
逆のたとえで申しましたら「そりが合わない」関係もございますな。
無理にあわせようとすると、これまた「そっくりかえる」でまずいごとになります。
何故か楽しい。何故か似合ってる。何故か微笑ましい。
なぜがうるさい。なぜか笑えない。なぜだか好かん。
まあまあ。よろしいじゃありませんか。
それも相性ですわ。
うらめしいような、うらやましいような風景。
そんなこんなの居場所が、まあ幸せなんでございましょう。
相性が合うと見るか合わんと見るか、それはそれなりに対処の仕方もあろうものでございましょう。