南無煩悩大菩薩

今日是好日也

前衛作家、花を活ける。

2014-08-30 | 意匠芸術美術音楽
(photography/Vasily Fedosenko)

花材、花器、時節の選定もさることながら、その創作精神は強靭だ。

アバンギャルドの精神は、我が身を呈して味方本隊に敵の情報を伝えた中世の前衛部隊に由来するということを聞いたことがある。

名もなき人が、時としてすばらしい芸術作品を創る。
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公約

2014-08-29 | 意匠芸術美術音楽
(Illustration/Fernando Vicente)

口約でもあり、近頃はマニフェストともいわれたりする。

これについて三島由紀夫氏が「不道徳教育講座」で為になる考察をしていたので以下に引用する。

『・・しかし我々が一等ごまかされやすいのは、一見現実的、一見具体的、一見実現可能に見えるような公約です。「明日君に一千万円あげるよ」と言えば誰も信じないが、「明日君に三千円あげる」と言えば、つい信じてしまうようなものである。結局もらわない点では一千万円も三千円もおなじことなのですが。
だから何の選挙でも一千万円の約束より三千円の約束の方が安心だと思って投票すると、その三千円ももらえないことになって、バカをみるのである。
・・よく考えてみると、公約を履行しないのは政治家ばかりじゃない。就職試験の面接でも一種の公約を掲げるが一年もたてば忘れてしまう青年がいたり、結婚式での新郎新婦の宣言も、これも至ってお粗末な公約で、政治家の公約と大差は無い。』
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ああ無情

2014-08-28 | 世界の写窓から
(photo/source)

仕事の世界は不確実性と不安定さ、グローバルと多様性などますます複雑になった反面、情報入手は容易になりました。

その結果、経験と知識の重要性が低下する一方で、学習し順応する能力、再起力、そして他者とつながる能力が以前にもまして重要になっていると云われています。

さもなくば、渇きを覚えジュースを入手し蓋を開け口に当て適度な角度で傾けても渇きは癒されず利益は底から無情に消えるのです。
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宗右衛門町にて

2014-08-27 | つれづれの風景。

「そういえば、来はるときグリコの看板みてきました?」

「いや見てません」

「昼間写真撮りましてん、こないなことになってますわ」

「ほう!これ女優さんでっしゃろ?あんがいふくらはぎ太いものですなぁ」

「ちゃいますがな」

「ああ、ところでなぜにこの角度なん?」

「へぇ、ええもん見えへんか思いましてん」

・・・お茶目な店主である。

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「至道無難、唯嫌揀択、但莫憎愛、洞然明白」

2014-08-26 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。
(photo/source)

『・・・僧璨禅師の「信心銘」冒頭にある有名な四句に「至道無難、唯嫌揀択、但莫憎愛、洞然明白」がある。「至道は無難」、実在体験の究極の境位といったところで、何も特別に難しいことはない、「唯だ揀択(けんじゃく)を嫌う」、ただただ、あれがいい、これが悪いと選びの心が動くからいけないのだ。「但だ憎愛なければ」、好きだ嫌いだという執着さえなければ、「洞然として明白なり(一点の曇りもなく、何もかもからっと透き通し)」、存在の真相は了々と眼前に露現する・・・』-井筒俊彦「意識と本質」より-

十四歳の沙弥 道信 は弟子入りに来て、僧璨禅師に言った。
道信“和尚様、何卒、慈悲たれ賜いて 悟りへの法門をほどき与え たまへ。”
僧璨“誰があなたを縛ったか?”
道信“縛った人はいません。”
僧璨“では、今更 何を解くというのか?”
そこで道信は大悟したという。(source)
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それは、とまらない。

2014-08-25 | 世界の写窓から
(photo/original unknown)

拒絶できないものがある。

信用や信頼や知性といったたぐいのものである。

それらと共に増す美しさが止まることはない。

そう信じている。なぜなら信用や信頼や知性を感じられないとなれば、疑惑の念も止まることがないからだ。
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Hug Your Sweetheart Day

2014-08-23 | 世界の写窓から
(photo/original unknown)


(Rhythm/source)

身体をいじめた後は、なぜかしら甘いものが欲しくなる。

膝でも抱えるとしよう。
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ジョーカーの自制心

2014-08-22 | 世界の写窓から
(photo/"Jack" Nicholson from BATMAN)

ホワイ ソー シリアス?

そういって人をからかうジョーカーが思い出したように自分をもからかう。

自制心というのは筋肉のようなもので、使うと疲れるのだが、通常と全く真逆のシチュエーションでこれを使うのがジョーカーの面目である。

本当に疲れる時は自分独りで済ませる。それがまたたまらなく渋いのではないかい、と私は思う。
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ふと

2014-08-21 | つれづれの風景。

戸棚の陰で少しだけ食パンが覗いているのがふと目に留まり、ドキリとした、

ふと気づく、パンチラだ。
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さかいめ

2014-08-20 | 有屋無屋の遍路。
(根曳峠)

途中で立ち寄った神社にはこんな標語が掛けてあった、

一所懸命にやると、智慧が出る

中途半端にやると、愚痴が出る

いい加減にやると、言い訳が出る


必定は登ったり降りたり、何度でもエッチャラコッチャラ坂を上れば峠に立つ喜びがある。


(境目峠)
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やめなさい。

2014-08-19 | 世界の写窓から
(photo/original unknown)

少年は鼻の穴に指を突っ込んでみたい。

驢馬はとんでもない奴だ止めてくれと思う。

少年の欲求も「その通りだ」

驢馬の嫌がるのも「その通りだ」

少年と驢馬はそれぞれの立場に立てば「どちらも正しい」が双方ともには「どちらも正しいことはありえない」。

これを解決するには、相手の立場に立たなければいけない、少年は誰かに指を鼻に突っ込まれ、驢馬は誰かに指を突っ込んでみる、という想像が必要なのである。

すると互いに「どちらも正しい」と気付くだろう。

止めなさいと言われて素直に止めることが出来るのはこのような想像力を持つものだけである。
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従々(それぞれ)。

2014-08-18 | 有屋無屋の遍路。

大風(おおやじ)のち雨のち曇り時々晴れ

曇りのち一時つよく雨のち時々雲の切れ間

断続的に大雨時々かみなりを伴う

曇りのち晴れ

そらがうごくわたしがうごく

従々諸仏 せきそううん
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追分。

2014-08-10 | 有屋無屋の遍路。
(10日朝、先程6時過ぎに台風11号ハーロン安芸市付近に上陸を確認)

雨風の親分が来た。来たということは去る。

さて、どっちにいこう風が吹く

(おまけ)

(photo/Japan,1961 by Burt Glinn)
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どうしようもない

2014-08-08 | 有屋無屋の遍路。

わたしがあたまを掻いている
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忘れちゃならねえこころ

2014-08-07 | 有屋無屋の遍路。

「たとへば、うれしかるべき事にあひて、うれしく思ふは、そのうれしかるべき事の心をわきまへしる故にうれしき也。またかなしかるべき事にあひて、かなしく思ふは、そのかなしかるべきことの心をわきまへしる故にかなしき也。されば事にふれて、そのうれしくかなしき事の心をわきまへしるを、もののあはれをしるという也」

「たとえば、めでたき花を見、さやかなる月にむかひて、あはれと情(こころ)の感(うご)く、すなはち是、もののあはれをしる也」
-石上私淑言(いそのかみささめごと)より-

「物の心をしるは、すなわち物の哀をしる也」-紫文要領より-

たぶん、心ある人とはもののあはれを知る人だと本居宣長さんは謂っている。
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