南無煩悩大菩薩

今日是好日也

ラッセルの政治運動。

2014-11-29 | 古今北東西南の切抜
(photo/Bertrand Arthur William Russell, 3rd Earl Russell)

「我々は、無関心な人間のみが公平な人間であるという考えを拒否しなければなりません。

我々は偏見のない広い心と空っぽな心とを混同するような、人間の知性についての堕落した考え方は拒絶しなければなりません。」

-バートランド・アーサー・ウィリアム・ラッセル、ヴェトナム戦争犯罪法廷メンバー第1回集会(1966.11.13)のスピーチより-

この時、ラッセル94歳であった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金の卵の孵化方法。

2014-11-28 | 古今北東西南の切抜
(photo/source)

『・・・まず完全競争とは、次の条件を満たす市場(産業)のことだ。
条件1:市場に無数の小さな企業がいて、どの企業も市場価格に影響を与えられない。
条件2:その市場に他企業が新しく参入する際の障壁(コスト)がない。
条件3:企業の提供する製品・サービスが、同業他社と同質である。すなわち、差別化がされていない。
条件4:製品・サービスをつくるためのリソース(技術・人材など)が他企業にコストなく移動できる。
たとえば、ある技術が企業Aから企業Bに流出したり、人材が企業Cから企業Dに障害なく移動できる。この結果、企業は「ギリギリやっていける」以上の利益は得られなくなる。(=超過利潤がゼロ)完全競争はまったく儲からないのだ。他方で完全独占は、条件1~3の真逆である。

・・・1970~80年代にハーバード大学のデイビット・ケイブス、そして彼の薫陶を受けたマイケル・ポーターは、当時経済学で発展していた(Structure-conduct-performance)を「経営学のSCP」へ昇華させていった。
そのポイントは、完全競争・完全独占は、理論上の仮想状況にすぎない。しかし現実の産業は、すべてこの「両極」の間に存在する。
すなわちSCP理論の骨子とは「自社の競争環境がどれだけ完全競争から離れているか」を分析し、そして「自社の競争環境が完全競争から離れるように」戦略的に手を打つことである。
規模の経済による参入障壁が高ければ寡占化が進み、既存企業が超過利潤を占有できる。
他方同じ産業内にも製品特性・費用構造などで、似た企業と異なる企業があり、似た企業同士をグループと見なすと、グループとグループの間には移動障壁があり、自社のグループはその障壁が高いほど、独占に近づく。
従って自社(のグループは)は他グループと「似ていない」ほうが収益性が高まる。これはポーターの競争戦略が差別化戦略を重視するルーツの一つになっている。』-H.B.R,2014.11号より-


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さて、どっちだ?

2014-11-27 | 世界の写窓から
(source)

はい、もしくは、いいえ、というたった一つの単語が、長々しい議論の最後に現れたときには、途方もなく重大な意味を持つかもしれません。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酒は良薬、口に美味し。

2014-11-26 | 酔唄抄。
(photo/Ernest Hemingway)

酔っぱらいは気が大きくなる、また自己を解放し発想力や感受性や表現力が豊かになる、

とはいうものの、多少馬鹿になっている。

酔っぱらってしたためたものを、翌朝しらふで見直すと「こりゃいかん」ということも常である。

ただ、そんな馬鹿な自分から学ぶべき点がなきにしもあらずだということも確かである。



生きるの死ぬのとわめいていたものが翌朝明日の稼ぎを気にして仕事に取り掛かる。

ヘミングウェイは事故で酔っぱらいとしらふの絶妙なバランスを崩し気を病むようになった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おお、彼女も心を持っていた。

2014-11-25 | 意匠芸術美術音楽
(source/Spanish painter, Enrique Simonet, 1890.)

解剖学の教授が女性の心臓を‘ジッと’見ている。

もう片手にはスカルペル、取り出したばかりだろう。

画家は当初の“And She Had a Heart!”から後に“Anatomy of the Heart”へと題名を変えたようだ。

当然としながらも、それがどういうものか確信できないことは沢山ある。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お燗メール。

2014-11-24 | 世界の写窓から
(advertising/source)

「あれ買ってきてよ、猛反発枕!」

「今神と化しているから待ちなさい」

・・・携帯を使い慣れない母からのメールは誤字脱字のオンパレード。-「おかんメール」扶桑社より-

天才とは天賦の才のことを指すとすれば、情報革命がおかんの「使い慣れ」という才を呼び覚まし火をつけたということにもなる。

天然とテクノロジーの融合芸術、それが「おかんメール」だと思ったり思わなかったりする。

なんだかひと肌なのである。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遊べるときに遊ぶべし。

2014-11-23 | 世界の写窓から

トルストイも言うように、

ひとは「自分は変わりたくはないが、相手には変わって欲しい」生き物でもあります。

とはいうものの、ちょいと不寛容すぎやしないかという記事を目にしました。

曰く、昨今保育園、幼稚園などからの児童の声がうるさいという苦情が増えている。

新設に反対されるケースもあるようです。

そもそも餓鬼の時分に、静かで気品に満ちた子どもでした、なんていう人はおらんでしょう。

子ども怒るな来た道じゃ、年寄嫌うな行く道じゃ。

遊び疲れた後の子どもの寝顔を見てみない、自分の考えを変えようという気にきっとなるはずです。


(photo/Harry Gruyaert)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

叙事詩に学ぶ

2014-11-22 | 意匠芸術美術音楽
(source/OdysseyTransIHomer)

ホメロスのオデュッセウスは戦争が終わって帰る途中、船が難破して、様々な苦難を経験しますが、

島々で歓待を受け、無事に妻ペネロペのもとに帰れます。

苦難の時に助けられるのは、本人やその子孫がいつか受けた歓待を絶対に返すと信頼されているからです。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

父さん、この話知ってる?

2014-11-21 | 世界の写窓から
(quotation/source)

ある男が溺れかかっているところにね、



ボートがやってきて助けようとしてくれたんだって。



でもその男はね、‘結構、神が助けて下さる’といって断った、



そしてまたボートが近づいてきて同じように助けようとしてくれたんだって、



‘結構、神が助けて下さる’とそれでもまた断った、



その後とうとう男は溺れて天国へ行くことになって神様に会った、



さっそく男は聞いてみた‘神よ、どうして私をお助け下さらなかったのですか’



神様はこう答えたんだって、‘私はおまえに二回も助け船を出した’ってさ。



へんなの。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヘッドライトもしくはテールライト

2014-11-19 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。
(gif/source)

久しく歩いている



信用すること



許すこと



待ち続けること



ヘッドライトのようでもありテールライトのようでもあるが



いってみるか



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おれは、男だ。

2014-11-18 | 世界の写窓から
(photo/source)

女は生まれつき女であるが、なろうとしなければなれないのが男というものである。

‘男になれ’なぞと他人に言われてなるようなものではない。

要するに‘ひとりで立つ’しかないのである。

誰かの考えでなく、誰かを追いかけず、誰かと比べるでもなく、誰かに求めるでもなく、そのつど己で新機軸を打ち立てるのだ。

ただ、がんばるな、がんばればできるようなものでもない。

それは、現実の矛盾を正面から直視することで始まる。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

兄弟!そこはやめておけ。

2014-11-17 | 古今北東西南の切抜
(photo/source)

顧客企業:IBM、ボーイング、モトローラ、マイクロソフト、コンパック、その他超優良多国籍企業多数。

時給:25セント~2ドル(能力給)、有給休暇なし、遅刻・早退厳禁、失業保険・福利厚生なし、賃上げ・ストライキ厳禁・・。

奴隷制度のあった時代の話ではなく、

米国には現在そんな労働力が240万人もあるという。おまけにこんな条件でもリクルーティングに銭は掛からずなり手は引きも切らずで、中には労働契約150年の猛者もいるらしい。

参照記事/「米多国籍企業をたっぷり潤す現代の奴隷制度、240万人の受刑者をもっと増やせ、そして低賃金でこき使わせろ!」より)

功罪問わず米国のビジネスモデルはいつも一歩先を行っているようだ、日本で刑務所が民営化される日もそう遠くないのかもしれない。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

じいさん、思い切る。

2014-11-15 | 世界の写窓から
(photo/source)

何を考えている、じいさん。

何をしようとするのだ、じいさん。

どこにいこうとするのだ、じいさん。

・・行先は不明。

ただ、この星にはカッコイイじいさんたちがいる。

(Dream ranger/video source)


-平均年齢81歳、5人の爺さんたちの話-
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

分析と観察、帰納と演繹、評価と育成と、

2014-11-14 | 古今北東西南の切抜
(photo/Jean-Henri Casimir Fabre)

「あなたがたは虫の腹を裂いておられる。だが私は生きた虫を研究しておるのです。

あなた方は虫を残酷な目に合わせ、嫌な、哀れむべきものにしておられる。私は虫を愛すべきものにしてやるのです。

あなた方は研究室で虫を拷問にかけ、細切れにしておられるが、私は青空の下で、セミの歌を聞きながら観察しています。

あなた方は薬品を使って細胞や原形質を調べておられるが、私は本能の、もっとも高度な現れ方を研究しています。

あなた方は死を詮索しておられるが、私は生を探っているのです。」

-「ファーブル昆虫記」より-
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気持ちだけでも。

2014-11-13 | 世界の写窓から
(design/source)

え~と、

暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけましょう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする