南無煩悩大菩薩

今日是好日也

過ぎ行く影。

2011-08-31 | 意匠芸術美術音楽
(source)

彼らは嘘をつきっぱなしについた。

彼らは吉凶につけて花を飾った。

彼らはよく青い小鳥を飼った。

彼らは約束の時間にしばしば遅れた。

そして彼らはよく笑った。

-三島由紀夫「美しい星」より-
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川あそび。

2011-08-30 | つれづれの風景。

清流や 童(わっぱ)飛び込む 水の音
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お見合い。

2011-08-29 | 世界の写窓から
(source)

「八兵衛、貴様、女房を持たぬか。俺が知ったところに、歳は三十ぐらいでもあろう。
きりょうは、とんだ悪い。大あばたで、ひっつりひっぱった顔だが、
そのかわり、はたらくことがきらいで、朝寝が好きで、そして、針仕事などは、手にすると頭痛がするということだ。
もっとも、
根性も悪いが、大酒のみで、そのくせ腹立ち上戸だが、どうだ、女房に持つ気はねぇか。」

八兵衛「いや、まず、それは見合わせよう」

「はて、こまったもんだ。不思議にあの女は見合いが上手くいかぬ」

-「江戸前噺鰻」より-
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手の加えかた。

2011-08-27 | 世界の写窓から
(source)

ん。グッジョブ!

シンプルに加える、添える。
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たまたま。

2011-08-26 | 世界の写窓から
(source)

あきらめてしまわない限り、チャンスはある。

千載一隅ではあっても、ゼロではないと信じる事も必要だ。

たまたま、は二つある。

たんなる偶然のたまたまと、あきらめない故に必然となったたまたまと。

前者はそれを見過ごしやすいが、後者はチャンスをものにする。


後者はなんども、たまたまを引き寄せることも可能だ。

なぜなら、たまたまは、またまたにあたる。


(original unknown)
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煙の種。

2011-08-25 | 有屋無屋の遍路。
(月僊十六羅漢図)

ひとはみな煙の種 

難儀を駿河(するが)の海も 往生を信濃(しなの)の山も 

無常はいつをさだめがたし

息子は 親父となり としよりて爺

娘は 嫁となり としよりて婆となる

千歳(ちとせ)も散らぬ 花は梨の実

このみ ひとえが浮世の旅衣(たびごろも)

しまいは 焼かれて 煙の種 
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君子の交わり。

2011-08-24 | 意匠芸術美術音楽
(artist/Gregory colbert)

わたしたちは抱きしめる。

そこにあるものを、そしてそこにないものでさえも

近く、そして遠く、私たちはいだきあうこともできる。

もっともそれは、抱くも抱かれるも、淡き水のごとき交わりにおいて。


source/Life)

(original unknown)
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玉突き三昧。

2011-08-23 | 世界の写窓から
(original unknown)


多分私より有意義な人が現れると、私は今の依存場所には留まれないだろう。

それは一つ前の玉突きから始ったものかも知れないし、二つ前に始っていたのかもしれない。

突いたのは誰だろうか、天使かもしれないし、なんちゃっておっさんかもしれない。


そして以前は、もしくは次には、私が突くほうになっているかもしれない。
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危うい均衡。

2011-08-22 | 世界の写窓から
(source)

作家のバーナード・ショウという人は、90歳になろうというとき、

若い女優のパトリック・ケンベルという人にこういって結婚を申し込まれたそうです。

「あなたの立派な脳髄と私の美しい肉体が結ばれれば、どんな優秀な子供が生まれるでしょう」

彼は、こう応えたといいます、

「私の貧弱な肉体とあなたの鈍感な脳髄が結ばれたら、どんなことになると思うかね」


・・。


「運」に恵まれる人がいる。

でもその運を糧に人生を豊かにできるのは、多分「運に賭ける」人ではない。

誰かの言葉ですが、運がいいだけのあほな成功者は、それを実力と勘違いしてほんまのアホをしでかす。と。
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血気を抜く。

2011-08-19 | 意匠芸術美術音楽
(彫像/木喰上人)

ギリギリまで身体をイジメルと、少し心が丸くなる。

斃れかけた一寸の虫にも、一掬の情をかけたりもする。


人間是非一夢中  諸悪莫作 衆善奉行


お盆と暑すぎる夏ということも、少し殺生とうものを遠ざける。

生きて、生かす、ことを考える。


それとだ、

殺しても罪にはならぬ 腹の虫
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十牛の図、その一。

2011-08-11 | 有屋無屋の遍路。
1. 「尋牛」   失った牛を探す 本来の自己を探しに出る


積もり積もりて積もることなく 失(なく)し失して失するを知らず

探し探し探す 尋ね尋ね 思い行い歩き尋ね探す


ある教育者はこういいました。
「できる子とできない子」がいるのではない。学習の速度が「速い子と遅い子」がいるに過ぎない。

そしてある作家はこう言いました。
「人間には早すぎる死か、遅すぎる死しかない。」
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十牛の図、その二。

2011-08-11 | 有屋無屋の遍路。
2. 「見跡」   牛の手がかりを見つける 知識として知ったにすぎない


綿菓子のことをコットンキャンディーといいます。

ソープバブルは、シャボン玉。

見つけたとおもえばするりと消えたり、大きいと思えば小さな粒だったり、します。

気付こうとしなければ、ずっと気付かなかったりすることはいっぱいありそうです。
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十牛の図、その三。

2011-08-10 | 有屋無屋の遍路。
3. 「見牛」   牛の声を聞き後ろ姿を見る まだ全てを見たわけではない


我慢強い人は、苦しそうな表情を見せながらも、苦しいとはあまり言わないものです。

ある人に「痛いですか」と聞くと、「どの程度から痛いといっていいのかわからんのだ」と言ったそうです。

どの程度なら・・・。
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十牛の図、その四。

2011-08-10 | 有屋無屋の遍路。
4. 「得牛」   ついに牛を見つけ手綱をつけるが、牛はいやがる


今度逢ったら一千万あげる。と言われても誰も信じませんが、今度逢ったら三千円あげる、と言われればつい信じてしまいます。

でも、結局もらえなかったらどちらでも同じことです。

私たちは、得られたか得られていないかよりも、そう思った、ことにひきづられたり、まとわりつかれたりするようです。
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十牛の図、その五。

2011-08-09 | 有屋無屋の遍路。
5. 「牧牛」   牛をならし連れて帰る 牛の顔を見る


花が好きな人がいれば、それよりも団子が好きな人がいたりもします。

でも何かに駆られて、いっぱい花を摘んだり、団子を掻き集めたら、愛でたり、美味しく頂いたりできなくなったりするのは何故でしょうか。
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