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source/Wise words from Michael Faraday)
アルベルト・アインシュタインもその人の絵を壁に張っていたという。
マクスウェルの方程式につながる電磁誘導や電気分解の法則の発見、発電機の制作、ナノ科学の先駆けともいえる金コロイドの研究、ベンゼンの発見など多くのすばらしい実績を上げ、静電容量の単位「ファラッド」、電荷の「ファラデー定数」などに名を残したのが、マイケル・ファラデーその人、ロンドンの貧乏鍛冶屋の次男坊であった。
彼は高等教育を受けておらず、高度な数学もほとんど知らなかったが、科学史上最高の実験家であり、最も影響を及ぼした化学者・物理学者の一人と云われる。
有名な「ロウソクの科学」にちなんで、氏はこんな言葉を残している。
「ロウソクは自分自身で輝くから、どんな大きなダイヤよりも美しい... 」
そして、独学の天才の真骨頂はこの言葉であった。
「さらに試行せよ。何が可能かを知るために... 」