南無煩悩大菩薩

今日是好日也

色気

2016-09-30 | 古今北東西南の切抜
茶碗/銘 不詳)


“・・今後、仕事で大事になるのは、役職や数字より「色気」だと思うんです。

お客さんや仕事相手を‘誘惑’し、これが欲しい、この人と仕事したい、と思わせる。

色仕掛けじゃないですよ。「買ってほしいなんて思ってません」という態度で相手を引きつけるのが「色気」ですから。

色気を醸すヒントを言えば、最初のきっかけは、違和感です。人でも商品でも「なんか他と違うな」と思った時点で、もうひっかかってます。

組織の中では邪魔にされがちな個人のばらつき、凸凹こそ、武器になります。

じゃ、凸凹ってなんでしょう。

それは生き物としての自分が、本能で何を美しいと思い、愛するか、です。

これがあなたの個性であり、武器になる。”

-切抜/黒川雅之「有訓無訓」2016,9.26,日経ビジネスより-
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併存する二つの人格

2016-09-28 | 世界の写窓から
(picture/Dr. Jekyll and Mr. Hyde)

「彼は自分が何も信じていないということさえ信じていない」

「飽くことを知らない反対極(コントラスト)への渇望」

「いや、以前も常にそうだったのだが、善をなしたいという欲望をいだくことができ、そのことに満足を覚える。と並んで悪をなしたいという欲望も抱き、そのことにも満足を覚える」

-ドストエフスキー「悪霊」より-
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Autumn Leaves

2016-09-27 | 意匠芸術美術音楽
(photo/source)
Chet Baker & Ruth Young - Autumn Leaves
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狙われた幸福

2016-09-26 | 世界の写窓から
(GIF/source)

最高幸福責任者(チーフ・ハピネス・オフィサー)なる経営幹部職があるらしい。(参照

自分で選択・取得するから「幸福」なのであって、君にはこれが「幸福だろう」と他人が勝手に考え下知するようなものでもないでしょうに。

企業の職務であるからには何らかのミッション達成を狙っているのは明白でしょうが、命名がなんとなく気持ち悪い。

そもそも幸福というものをターゲットにする戦略や戦術は昔から胡散臭い。

社員はビリアードの玉じゃないのだからそう都合よく穴に落とされては堪りません。
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無頼、つまりデカダン

2016-09-25 | 意匠芸術美術音楽
(写真/細江栄公人間写真集「原罪の行方 最後の無頼派 ヨシダ・ヨシエ」より)

ダンディズムとは、一個の落日である。

傾く太陽さながら、壮麗で、熱を欠き、

憂愁に満ちている。しかしながら、悲しいかな!

すべてを平等化する民主制の上げ潮は、

これら人間矜持の最後の代表者たちを

日に日に溺れさせてゆき、

これらの驚異的な勇者(ミュルミドネス)たちの痕跡の上に、

忘却の波をそそぐのだ。

-ボードレール/堀口大學訳-
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La Farandole!

2016-09-24 | 意匠芸術美術音楽
Jeanne Calment - La Farandole!


確実な証拠があるなかで122歳という人類史上最も長生きをしたといわれるジャンヌ=ルイーズ・カルマンという女性は、

85歳からフェンシングを始めたり、100歳まで自転車に乗り、114歳までは自分で歩きまわり、

20歳代から喫煙し、タバコに火をつけてくれる介護者のことを気遣って、117歳で禁煙したといわれています。

(おまけ)

(picture/source)
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Ghost Riders In The Sky

2016-09-22 | 意匠芸術美術音楽
Johnny Cash Willie Nelson - Ghost Riders In The Sky
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失われた時を求めて

2016-09-22 | 世界の写窓から
(GIF/original unknown)

死はやってくるのではない。後ろから追い立てられるのだ。

・・だとしたらなんということだ。

刻々と、得、刻々と、失われる、時。

過ぎた、過ぎた、過ぎた、過ぎた、

来た、来た、来た、来た、

この二つは同じ事象を指している。

よく謂われる、コップに水が‘もう半分しかない’か‘まだ半分もある’という喩のように。

時に対する教条的な概念なぞは、たぶんだがそれをないがしろにしたとしてもなにか不都合があるというものでもないように思える。
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Unchain My Heart

2016-09-22 | 意匠芸術美術音楽
Ray Charles - Unchain My Heart HQ
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春風に灰を撒いたような男

2016-09-20 | 世界の写窓から
写真/出口王仁三郎と牛)

かっての中外日報社主の真渓涙骨氏はその人のことを表題のように評したという。

かっての同志社総長の牧野虎次氏は「偉大な未成品」と讃している。

その人物、出口王仁三郎。

“宗教はみろくの世になれば無用のものであって、宗教が世界から全廃される時が来なければ駄目なのである。主義・精神が第一であって、大本であろうと何であろうと、名は少しも必要ないのである”

などといい、

“ただ一人 この地の上に捨てられし こころ抱きて 神の道ゆく”といった歌を残し、

戦後(昭和20年12月)、新聞紙上のインタビューでは、

“本当の存在を忘れ、自分に都合のよい神社を偶像化してこれを国民に無理に崇拝させたことが、日本を誤らせた”

と語っていたようだ。
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Dead Can Dance

2016-09-19 | 意匠芸術美術音楽
Dead Can Dance - The Carnival Is Over
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充分とはいえない事実

2016-09-15 | 意匠芸術美術音楽
(picture/source)

他者へもしくは他者からの「ある事実」についてのやりとりに、もどかしさや困難を感じたことがあるはずだ。

「もっと具体的に説明してくれ」ということはあっても「もっと抽象的に表現してくれ」とはなかなかいわないが、

例えば、ジェーン・オースティンは「なぜ鶏は道路を渡ったのか?」という事実についてこういう伝え方をした。

「かなりの財産を所有し、よき道路に恵まれた独身の鶏なら、きっと横断することを切に望むに違いないというのが、世間一般の認める真理だからである」。

これは具体的な説明だろうか、それとも抽象的な表現だろうか?

私なぞは、具体的な説明のなかにある抽象性、抽象的な表現の中にある具体性を言い表した名文だと思うが如何なものだろう。
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はやりに流されない

2016-09-12 | 世界の写窓から
(photography/Zanele Muholi)

選ぶ能力は誰にも奪えない。 ただ、本人が手放してしまうかどうかだ。

スタイリッシュに生きるとはそういうことだろう。
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自己評価の注意点

2016-09-09 | 古今北東西南の切抜
(picture/original unknown)

さて、ここで質問。

自分の夫婦関係、もしくはごく最近の恋愛関係について考えてみよう。

夕食づくりやデートの計画から、ゴミ出し、ケンカの解決に至るまで、関係を維持するためにしているすべての努力のうち、あなたがしているのは何パーセントだろうか。

では、全体の55%を自分がやっていると主張したとしよう。

その数字が正しければ、あなたのパートナーは「自分の貢献度は45%だ」と答えるはずで、合計で100%になる計算だ。

だが実際は、心理学者のマイケル・ロスとフィオーレ・シコリーが発見したところによると、カップルの4組に3組が100%をかなり超えるという。

つまり、お互いに自分の貢献度合いを過大評価しているということなのだ。

これは「責任のバイアス」と呼ばれ、相手の努力に対して自分の貢献を高く見積もることをいう。

要因は「受け取る情報量の差」だ。

人間は他者が「してくれたこと」より、自分が「してあげたこと」に関する情報をより多く手に入れる。

自分がした努力はすべてわかっているが、他者の努力については一部を目撃するに過ぎない。

実際それぞれのカップルに具体的な貢献度合いをあげてもらうと、自分がしたことは11個思いつけたのに、相手のしてくれたことは8個しか思いつかなかった。

リンクトインの設立者リード・ホフマンはこう書いている。「悪気がなくても、人は自分の貢献を過大評価し、他者の貢献を過小評価する」

「責任のバイアス」は協力関係が失敗する大きな原因だ。

起業家、発明家、投資家、上級管理職が、当然の功績をパートナーが認めてくれない、あるいは正当な分けまえにあずかっていないと感じると、仕事上の関係は崩壊する。

-切抜/アダム・グランド「GIVE & TAKE」より-

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KEEP ON DRINKIN'

2016-09-07 | 酔唄抄。
(photo/source)

PINETOP PERKINS ~ I KEEP ON DRINKIN'


いまだにPEACEという煙草を呑んでいる。他界した無二の友人はHOPEを愛飲していた。

HOPEとPEACE共に今年発売70周年だという。戦後すぐに発売されたのがPEACEとHOPEということになる。

Marlboroという洋モクは、一説によると、Man always remember love because of romance only の略だという。

つまり『人は本当の愛を見つけるために恋をする』と言う意味になるらしい。

何を呑む?

それはそれぞれそうとして、呑まされるよりも呑む方がきっと喜ばしいことである。
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