(illustration/source)
男性トイレの小便器の奥にハエを描いて這わせたところ、便器外へのお漏らしが格段と減ったという。
的があれば当てたくなる。
当たれば幸せ、当たらなければむきになる。
これなどは、良性の「射幸心を煽る行為」といってもいいような気がする。
ただ、あまり上の方の的だと私は煽られないだろうきっと・・。
男性トイレの小便器の奥にハエを描いて這わせたところ、便器外へのお漏らしが格段と減ったという。
的があれば当てたくなる。
当たれば幸せ、当たらなければむきになる。
これなどは、良性の「射幸心を煽る行為」といってもいいような気がする。
ただ、あまり上の方の的だと私は煽られないだろうきっと・・。
Arvo Pärt - Tabula Rasa
私たちは最初から「白い石版」なのだろうか。
何を書き込む?
なにを書き込んでいる?
いや、なにを書き込んできた?というべきか。
私にもともと与えられていたものはもともとから白い石版だった。
そんなはずはあるのだろうか?
「タブラ‐ラサ」の概念。これはもしかしたらひとつの喜悦かもしれない。
私たちは最初から「白い石版」なのだろうか。
何を書き込む?
なにを書き込んでいる?
いや、なにを書き込んできた?というべきか。
私にもともと与えられていたものはもともとから白い石版だった。
そんなはずはあるのだろうか?
「タブラ‐ラサ」の概念。これはもしかしたらひとつの喜悦かもしれない。
(写真/幸徳秋水)
無常迅速生死事大と仏家は頻りに嚇して居る。
生は時としては大なる幸福ともなり、又時としては大なる苦痛ともなるので、如何にも事大に違いない。
然し死が何の事大であろう。
人間血肉の新陳代謝全く休んで、形体・組織の分解し去るのみではないか。
死の事大ということは、太古より智恵あるひとが建てた一種の案山子である。
地獄・極楽の蓑笠つけて、愛着・妄執の弓矢放さぬ姿は甚だ物々しげである。
漫然遠く之を望めば誠とに意味ありげであるが、近づいて仔細に之をみれば、何でもないのである。
私は必ずしも強いて死を急ぐものではない。
生きられるだけは生きて、内には生を楽しみ、生を味わい、外には世益を図るのが当然だと思う、
左りとて又賎しくも生を貪らんとする心もない、
病死と横死と刑死とを問わず、死すべきの時ひとたび来らば、十分の安心と満足とを以て之に就きたいと思う。
今や即ち其時である。是れ私の運命である。
-幸徳秋水、死刑の前にて、その人生四十に届かず-
無常迅速生死事大と仏家は頻りに嚇して居る。
生は時としては大なる幸福ともなり、又時としては大なる苦痛ともなるので、如何にも事大に違いない。
然し死が何の事大であろう。
人間血肉の新陳代謝全く休んで、形体・組織の分解し去るのみではないか。
死の事大ということは、太古より智恵あるひとが建てた一種の案山子である。
地獄・極楽の蓑笠つけて、愛着・妄執の弓矢放さぬ姿は甚だ物々しげである。
漫然遠く之を望めば誠とに意味ありげであるが、近づいて仔細に之をみれば、何でもないのである。
私は必ずしも強いて死を急ぐものではない。
生きられるだけは生きて、内には生を楽しみ、生を味わい、外には世益を図るのが当然だと思う、
左りとて又賎しくも生を貪らんとする心もない、
病死と横死と刑死とを問わず、死すべきの時ひとたび来らば、十分の安心と満足とを以て之に就きたいと思う。
今や即ち其時である。是れ私の運命である。
-幸徳秋水、死刑の前にて、その人生四十に届かず-
(picture source/the godfather)
息子が父の後を継いだ。
しかしあらゆる面で父のやり方とは違う、その理由を尋ねると、
「私は父のやったようにやっている」と答えた。
そしてこう言った,
「父はマネをしなかった。そして、私もマネをしない」。
息子が父の後を継いだ。
しかしあらゆる面で父のやり方とは違う、その理由を尋ねると、
「私は父のやったようにやっている」と答えた。
そしてこう言った,
「父はマネをしなかった。そして、私もマネをしない」。
(painting/Victor Lyapkalo/Awakening of Life)
あるひとはこう言います。
人生の苦しみというものは、出産と似たところがある。
苦しみを取り除くということと、無事に赤ん坊が生まれるということとの関係性において。
あるひとはこう言います。
人生の苦しみというものは、出産と似たところがある。
苦しみを取り除くということと、無事に赤ん坊が生まれるということとの関係性において。
(Leap Frog 1982/Photo by Stan Grossfeld)
19世紀、ガス灯の整備が世界で最も進んでいた英ロンドンを尻目に、米ニューヨークなど主要都市は急速に電気を普及させた。
アフリカのルワンダではこの10年で電話の普及率が5%から80%に急伸しているという。固定電話を跳び越して光ファイバー網を張り巡らせIT立国に向けひた走っているようだ。
リープフロッグ(=カエル跳び現象)とは、このよううに後発組が最新技術の恩恵を受けて先進組のたどった発展段階を省いてしまう現象を指す。
固定電話で成功した者は携帯電話の開発は難しく携帯電話で成功した者はスマートフォンを発想することは難しいように、「茹らないで跳ぶ」カエルは事業を志す者にとって一つの目標ともいえる。
19世紀、ガス灯の整備が世界で最も進んでいた英ロンドンを尻目に、米ニューヨークなど主要都市は急速に電気を普及させた。
アフリカのルワンダではこの10年で電話の普及率が5%から80%に急伸しているという。固定電話を跳び越して光ファイバー網を張り巡らせIT立国に向けひた走っているようだ。
リープフロッグ(=カエル跳び現象)とは、このよううに後発組が最新技術の恩恵を受けて先進組のたどった発展段階を省いてしまう現象を指す。
固定電話で成功した者は携帯電話の開発は難しく携帯電話で成功した者はスマートフォンを発想することは難しいように、「茹らないで跳ぶ」カエルは事業を志す者にとって一つの目標ともいえる。
(画/渡辺崋山 豊千禅師騎虎図 )
欧州ではドイツのメルケル首相にちなんだ「メルケルする」という言い回しが流行っているらしい。
メルケルする:問題が対処可能な程度に小さくなるまで決断を遅らせ、敵方が重大なミスを犯すまで待つやり方を意味する。(綿密に考えてゆっくりと事を運ぶこのスタイルが同氏が権力をここまで固めてきた資質の一つである)-The Economist Newspaper Limited jul.2016より-
「トラの背中に乗っているようだ」という言い回しの時がある。
つまり降りれば食われる、しがみついていれば逃げられない。
そんな状況に際しては特に「メルケルする」ことが肝要だと思われる。
(おまけ/Smart Mouse vs Lizard)
欧州ではドイツのメルケル首相にちなんだ「メルケルする」という言い回しが流行っているらしい。
メルケルする:問題が対処可能な程度に小さくなるまで決断を遅らせ、敵方が重大なミスを犯すまで待つやり方を意味する。(綿密に考えてゆっくりと事を運ぶこのスタイルが同氏が権力をここまで固めてきた資質の一つである)-The Economist Newspaper Limited jul.2016より-
「トラの背中に乗っているようだ」という言い回しの時がある。
つまり降りれば食われる、しがみついていれば逃げられない。
そんな状況に際しては特に「メルケルする」ことが肝要だと思われる。
(おまけ/Smart Mouse vs Lizard)
(photo by Peter Denness)
アリスはそのウサギが石に躓いてこけるのを見て、そう思いました。
「なんてのろまなウサギなの」
しかし実は彼女は気付いてもいました。もしじぶんが石に躓いたら、自分をのろまだとはおもわず、
「なんでこんなところに石があるのよ、ついてないわ」
そうきっと思うだろうことに。
アリスはそのウサギが石に躓いてこけるのを見て、そう思いました。
「なんてのろまなウサギなの」
しかし実は彼女は気付いてもいました。もしじぶんが石に躓いたら、自分をのろまだとはおもわず、
「なんでこんなところに石があるのよ、ついてないわ」
そうきっと思うだろうことに。