南無煩悩大菩薩

今日是好日也

アリス・アクシーズ。

2013-07-31 | 意匠芸術美術音楽
(artist/Joshua Petker)

という作品。

ハートに託すメッセージは様々だ。

私のお知り合いにもハートを主題にしている画家の先生がいらっしゃるが、いつもそのハートが放つ主題のありかに興味をそそられる。

ハートは頭でも腹でもなく胸に通じている。

胸といえば何らかのラブに関連しているようでもあるが、それぞれの年代や経験等によっても異なる感覚のようだ。

私らの歳になると、胸の高鳴りは心拍数や血圧の上昇、ドキドキ感は更年期障害や低血糖症、胸キュン等は不整脈を疑われるが、それでも胸にまつわるホルモンの分泌を促すような出来事にあやかれるのは大変喜ばしいことだと思っている。

おまけ

(original unknown)
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たかとまる。

2013-07-30 | 世界の写窓から
(photo/unknown)

その昔、渡し船に乗り込んだ、経験も知識も豊富で裕福な自信家の男と、その船頭とのはなし。

男:「君はどこの大学を出たのかな」

船頭:「へぇ、あいにく学のほうはとんと」

男:「君は人生の半分が終わっているね」 「ところで君は資産というものを持っているかね」

船頭:「この船だけでさぁ」

男:「君の人生の3分の2は終わっているね」 「ところできみは将来についてどうおもうかね」

船頭:「それが、まるっきり」

男:「君の人生はほとんど終わっているようなものだね」

その時、急に船が浸水し沈み始めた。

船頭:「ところでだんな泳げますかい?」

男:「お、およげないんだ。」

船頭:「だんなの人生は、終わっちまいましたなぁ」

・・・・。

経験や知識や財産で、たかをくくっておたかくとまっていると、思わぬところで沈みます。
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食い溜めの出来ないのがエネルギー。

2013-07-29 | 古今北東西南の切抜

ドイツバイエルン州のグロスバードルフ村が、11年に再生可能エネルギーで起こした電気は村内消費量の4.75倍で、近隣地域だけでも同じようなエネルギー事業を営む組合が23あるという。
このような設備の多くは北東部に偏在し、需要の多い南部に送電している。ところが送電網の容量不足で風の強い日などは余剰電力が隣国のチェコやポーランドに流れ込み、先方の送電網に悪影響を及ぼしているという。
ドイツが自国内で電気を使いきるには送電網の増強しかないが、

環境破壊を理由に「反対」され送電鉄を新設できない。

行き場を失った電気で系統が不安定になるのを避けるために発電の停止案まで出ているという。
北海道電力が4月、売電申請のあったメガソーラー計画の4分の1しか「受け入れられない」と発表したのも同じ理屈だ。本州と結ぶ送電線が「細い」のだ。

また、風力発電が増えると、無風の時に「肩代わり」できる同出力の火力発電所が必要となる。しかし風力が増える分だけ普段の火力の稼働日数は減るので、不採算になるようだと肩代わりする者もいなくなる。
環境が大事と、再生可能エネルギーを「推進」する層が、送電網増強に「反対」し結局は風力の出力抑制を招く。こうした「矛盾」は再生可能エネルギーの電源構成比が20%に近づくと表面化するという。環境先進国ドイツが直面する「不都合な真実」である。
(切抜抜粋/2013.7.29.日経朝刊「経営の視点」より)
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祝詞と護符にあやかる。

2013-07-26 | つれづれの風景。

阿やかれや

長刀鉾の

くじとらず




蘇民将来子孫也
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設置するということ。

2013-07-24 | 意匠芸術美術音楽
(source)

ピンクスネイルのインスタレーション

このアートプロジェクトを見て

個人的に一句


かたつむり どこで死んでも 我が家かな
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西宮のえべっさん。

2013-07-23 | つれづれの風景。

自転車で走り回っていると神社は休憩のためのオアシスになる。

広く門戸をあけ憩うものを拒まないおおらかな空間が好きだ。

えべっさんに限らず、八幡さん、天神さん、春日さん、住吉さん、いろんな神さんに世話になる。

束の間の休憩に、汗を拭き風に当たり水気を採る。

そしてほっとその地にまつわり頭をよぎるあれこれ、その一服の清涼に遊ぶ。

おっと、商売繁盛のお願いと賽銭を忘れるところだった。
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ビブレ・サ・ヴィ?

2013-07-22 | 意匠芸術美術音楽

「純粋な愛を理解するには成熟が必要だ」

- Vivre sa vie: Film en douze tableaux-「自分の人生を生きる、12のタブローに描かれた映画」/監督ジャン=リュック・ゴダール/邦題『女と男のいる舗道』。その11番目、主人公役のアンナ・カリーナが見知らぬ老人と哲学的な会話をするシーンより-


(Anna Karina)
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どんな色気がいいんですか。

2013-07-20 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。
(photo/Sayoko yamaguchi & Seijun Suzuki)

かっての日本最長老で一時は世界最長老とも目された泉重千代翁は、その際「どんな女性が好みですか。」とインタビューを受けて、「年上の女性です」と答えたという。

100歳を超えても元気な長寿の姉妹としてメディアでもひっぱりだこになった「きんさんぎんさん」は、思わぬ収入が増えて「何に使いますか。」とのインタビューに「老後の蓄えにします」と答えたらしい。

「色気」大いに楽しむべし。
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涼しい格好で。

2013-07-19 | 世界の写窓から
(photo/David Hurn)

BCビフォー・クリスト、ようわかりませんがキリストの生まれる前、つまり紀元前250年頃のダイダロスの、バルベリーニ・ファウヌス別名スリーピング・ファウヌスと身をかがめるアフロディーテ、その後ろには同じくBC、つまり紀元前120-90年頃のメロスのアフロディーテ即ちミロのビーナスの石膏模型像だということですわ。

一説によると、この頃の気候は古代寒冷期から古代温暖期に移行したのだそうで、何せこの時代はクーラーもありませんから、ローマやギリシャも急に暑くなってきて熱中症対策にこんな涼しい格好で暮らしていたのかも知れませんなぁ。

いわゆるクールビズですねぇ。
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ティー・ピー・ピーなるもの。

2013-07-18 | 古今北東西南の切抜
(source)

参加を決めた日本はこれからタフな交渉はじまりそうなのは解かるが、いろんな立場の人が言っている「国益」というものがなんであり、どこに収束させるつもりなのかがどうもよくわからない。

そんなことを思っていたら、アメリカの経済学者でノーベル賞も受賞しているジョセフ・スティグリッツ氏の興味深い発言に出会った。

以下抜粋してみるが、少々長いので、興味のない人はTPP(The Pool Picnic)でプールに行ってもらってかまわない。

「世界貿易機関(WTO)の多角的貿易交渉ドーハラウンドが空中分解したのは、米国が国内の農業補助金の廃止を頑なに拒否したためだった。開発途上国の国民の70%は、農業に依存して生活している。従って開発問題を扱う交渉ならば、本来、先進国側の補助金廃止は絶対必要な条件である。しかし、米国の姿勢は信じがたいものだった。米国が2万5000戸にも満たない裕福な綿花生産者に補助金を支給していることについて、WTOは既に違法との判断を下していた。これに対して米国は、この件を提訴したブラジルに資金援助を約束し、問題をそれ以上追及しないよう抑えたのだ。その結果、米国の裕福な農家は保護を受け続け、綿花の価格は抑えられ、安値に苦しむサハラ以南のアフリカやインドの無数の貧しい綿農家は見捨てられた。こうした歴史を踏まえてみると、米国と欧州、そして米国と太平洋諸国との域内自由貿易交渉の目的が、真の自由貿易体制の確立ではないことは明らかだと思われる。本当の目的は、欧米の貿易政策を長く支配してきた特殊な権益を守るための管理された貿易体制を作ることにある(一般的なポイントとして、貿易協定は通常、通商権益をほかの価値より優先する。つまり、健康な生活を送る権利、環境保護といった価値より優先しがちである)。交渉に参加する国にはぜひ、留意しておいてほしい基本原則が複数ある。第一は、どのような貿易交渉であれ、その合意内容は対称的でなければならない(例えばTPPにおいて米国が日本のコメへの補助金の廃止を求めるとしたら、米国も米だけでなく-米国での米はそれほど重要な農産物ではない-他の農産物に対する国内補助金の廃止を提案しなければならない)。第二に、貿易協定は、大きな国益よりも通商上の権益を優先させるものであってはならない(例えば米国の製薬業界も、米通商代表部(USTR)に対して大きな影響力を持っており、ジェネリック医薬品を使いにくくする不均質な知財制度を他国に押しつけることに成功した。これは人命よりも利益を優先しているということだ)。第三に、交渉の透明性を確保する必要がある(例えば、USTRはこれまでも、米連邦議員にさえ、交渉上の立場を明かそうとしなかったように、透明性をなくすことに懸命になっている)。普通の市民が少なくとも業界の圧力団体と同じ程度、重視され、公共の利益を第一に考える真の自由貿易体制が創出されるのであれば、その交渉の結果は経済を促進し、社会福祉を向上させると楽観的になることも出来よう。しかし、現実に存在するのは企業利益を第一に考える管理貿易体制であり、非民主的で透明性に欠ける交渉プロセスである。これから始まる交渉の産物が、米国の一般市民のためになる可能性は低い。ほかの国の一般国民にとって、見通しはさらに暗いと言わざるを得ない。-ジョセフ・スティグリッツ Joseph E. Stiglitz /Project Syndicate 日経ビジネス2013.7.15号-」
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淀川にて。

2013-07-17 | つれづれの風景。

十三付近からミナミ側を望むと、大阪は北の梅田高層ビル群が天空に向かって連なっている。

北岸には段ボールと青テントと掘立の、浮浪というのでもなく無宿ともいえないような棲家が平べったく地面にへばりついている。

源流から海に注ぎ込むまで、ひとの寄って立つ処を長躯してきた淀川の、河口に広がるまぶしい緑の向こうにその風景はあった。
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鴨川にて。

2013-07-16 | つれづれの風景。

最初は白鷺が瀬について稚鮎を狙っていた。何度か失敗はしていたが飛び跳ねる魚をキャッチするさまは巧いものであった。

そこにズングリの五位鷺がやってきた。好漁場なのだろう、白鷺の後ろで長い間ずっと順番を待っている。

そこに今の時期の季語でもある蒼鷺がやってきた、そして悠々と漁場に近づくと白鷺は場所を譲って飛び立ち、蒼鷺がぶんどった。

順番を飛ばされた五位鷺はしかし何もなかったように同じ位置で尚も順番を待った。

私はそこに座って食べていた握り飯も無くなり、立ち上がろうとして思わずふらついた、すると蒼鷺は驚いてすぐに飛び去った。

五位鷺はとみると、全く動ぜずおもむろに漁場に進み、白鷺とは比べ物にならないほど敏捷に一発で魚を咥え呑み込んでいるところであった。

「よかったな」と私が言うと、嘴なめずりをしながら五位の鷺は「あたりまえよ」とでも応えそうな顔をこちらに向けた。

どうやら同じ鷺でも、五位鷺は、白鷺や蒼鷺とは別格のようだ。
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自分の追い込みかた。

2013-07-12 | 世界の写窓から
(photo/Hans Hammarskiöld)

「人生一度でいいから大きなことをしたかった」

そんな言葉を吐くのはだいたい犯罪者だ。

「人生一度でいいから大きな歯磨き粉を抱いてみたかった」

そんな言葉を吐くのはだいたい楽天家だ。
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ひかずによむ楽譜。

2013-07-11 | 意匠芸術美術音楽
(Andante sostenuto/original unknown)

アンダンテ ソステヌート

アンダンテ(歩く速さで)ソステヌート(音の長さを十分保って)、音楽用語辞典によるとそう書いてある。
平たく言うと、テンポを少し抑え気味で、程よくゆっくりと歩く気持ちでという楽語らしい。

私は楽譜を読めないので、よくわからないが、この作品はそのように奏でることを推奨しているようだ。



(THE SOUND OF SILENCE/original unknown)

そしてこちらは、「ザ サウンド オブ サイレンス」 という曲らしい。
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捉えどころのない象。

2013-07-10 | 古今北東西南の切抜
(群盲象をなでるの図)

不特定多数の人々を同じニーズや性質を持つ固まり(セグメント)に分けること、市場細分化を指してセグメンテーションと呼ばれる。

商売で言うセグメンテーションには概ね二通りあり、顧客セグメンテーションが自社の顧客をグループ分けするのに対し、業務セグメンテーションとは、自社の業務を、顧客と競合他社の特徴に従ってグループ分けすることを指す。

ただ、人間のやることだからちゃんと目を見開いて行わないとへんてこりんなことになり、競争優位は造れない。
例えば、「象」という顧客、または「象」という業務はなんだろうとする場合に、
ある人は「硬くて尖っている」またある人は「どっしりと重厚である」や「柔らかく平たいものである」や「長くて弾力がある」など携る場所によっての盲目的な判断に陥りやすい。
総意としてまとめる場合、それぞれ個人的には「実際に触っている」ことだからなかなかやっかいなことになる。

全体象からはかけ離れてそれぞれ勝手な象をイメージしてしまいやすいのである。
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