南無煩悩大菩薩

今日是好日也

ジャンプで養生

2018-05-28 | 世界の写窓から
(gif/source)

骨密度を保つためにジャンプするなど骨に刺激を与え重力というものを常に意識させることで、退化を防ぐ効果がある。というようなことを聞いた。

有機的に正常であるということは、すべからく理にかなって成り立ってきた由縁である、ということでもあろうから、通常に存在する物理的なことがその維持に影響を及ぼすであろうことは容易に納得しやすい。

肉体的なジャンプという行為はいったい、精神的にはなにに当たるのだろうか?

などとおもったりするのだが、そんなことを悩んでしまう状況自体、精神的な骨粗鬆症になりつつあるのかもしれない。

新緑の候

2018-05-27 | 世界の写窓から
(photo/source)

あらゆる山が歓(よろこ)んでいる あらゆる山が語つている

あらゆる山が足ぶみして舞ふ、躍る

あちらむく山と こちらむく山と 合ったり 離れたり

出てくる山と かくれる山と 低くなり 高くなり

家族のように親しい山と 他人のように疎い山と 遠くなり 近くなり

あらゆる山が 山の日に歓喜し 山の愛にうなづき 今や

生のかがやきは 空いっぱいにひろがつている   -河井酔茗「山の歓喜」より


(photo/source)

虚心坦懐に暮す

2018-05-25 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。
/仙厓禅師)

ただわが身をも心をも放ち忘れて、仏の家に投げ入れて、仏の方より行われて、これに随いもてゆく時、力をもいれず、心をも費やさずして、生死を離れ仏となる。 -道元禅師

思考も、自分にとって都合の良いアイデアをひねり出そうとするのではなく、その時の条件で雲のように浮かんでくるまま、消えるままにしておく。

つまり、刻々に立ち上がってくる経験に手を付けない、干渉しないということです。

完全なお手上げ状態。全面降伏を全力でやっている。これは、何ともラディカルな姿勢ではありませんか。 -藤田禅師

ドレープ

2018-05-23 | 世界の写窓から
(photo/Taichi Gondaira)

ほてっていたら、すずしいこえを、ゆるやかにかける。

ちぢこまっていたら、ぬくもるゆめを、ゆるやかにかける。

きれそうだったらつなぎを、つまりそうならくうきを。

むずかしいことなにもない。

きゅうくつなら、ゆるやかにするのがいちばんだ。

セルフ・リスペクト

2018-05-22 | 世界の写窓から
(picture/source)

カモメはただ餌を食べ可能な限り長生きするために生まれてきたのではないのではないかと。

ジョナサン・リヴィングストン・シーガルはそう思った。

彼は、自分が空でできることは何で、できないことは何かを知りたいのだった。

自分が「考えている」ということについて「考えてみる」。

そこを知りたいのだった。

・・限り、において解ることがある

2018-05-20 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。
(quote/Ajahn Chah)

・・使った水を捨てるにしても、それをなおざりに捨てないで、そこらあたりの草木にかけてやる、

水を使えるだけ使う、いいかえれば、‘水を活かせるだけ活かす’というのが心づかいである。

‘物に不自由してから初めてその物の尊さを知る’

ということは情ないけれど、凡夫としては詮方もない事実である。

海上生活をしたことのある人は水を粗末にしないようになる。水のうまさ、ありがたさはなかなか解り難いものである。

‘へうへうとして水を味ふ’

-種田山頭火

按分の方程式

2018-05-16 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。
(photo/Max Kellenberger, Gravity: Untitled # 1)

例えば、

苦しみという経験は、痛みと抵抗から成り立つ。つまり、苦しみ=痛み×抵抗。

痛みがあっても抵抗が小さければ、苦しみは減る。痛みが10でも抵抗が0であれば痛いけれども苦しくない。

また、幸せとは快感と執着から成り立つ。つまり、幸せ=快感÷執着。

せっかく快感を得られても、もっと欲しいと執着すると幸せは減っていく。快感が10で執着も10の時、幸せは1になる。でもそこで執着を1にすれば10倍の幸せを味わえる。 -藤田一照

安寧と猜疑

2018-05-13 | 世界の写窓から
(picture/original unknown)

気持が落ちついている、やすらか、おだやか、たおやか、動ずることなく、やすんじている。

リラックスである。

操作する、制御する、規制する、支配する、統制する、検査する、照合する、管理する、監督する。

コントロールである。

通常リラックスとコントロールはたぶんトレードオフの関係にあるので、両方同時にその欲求を満たそうとすればストレスが生じる。

安寧を求めるのであればどうしても、コントロールにつきまとう猜疑心を健全にコントロールすることが望まれる。