南無煩悩大菩薩

今日是好日也

知った限りは話したい。

2013-10-31 | 世界の写窓から
(David, Michelangelo (1504))

すごく有名、ミケランジェロのダビデ像

知っている人は当然のように知っていたのだろうが、私は知らなかった。

目が、目が、

ハートだったなんて。


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酔っぱらいのアイソタイプ。

2013-10-30 | 意匠芸術美術音楽
(source/Gerd Arntz, ISOTYPE of a Drinker, c. 1930)

知人が私にそっくりのアイソタイプを見つけたといって教えてくれた。

喜んでいいのか?酔っぱらっていいのか?
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まなざしに見る。

2013-10-29 | 世界の写窓から
(photo/source)

Alexandra K.Trenforというひとは、「最高の教えというものは、何処に眼差しを向ければいいのかを指し示すことで、何を見ればいいのかを言い聞かすことではない」というようなことを言っている。

昔から謂われる「人差し指をみるのではなく、その指し示している先を見よ」であるとか、「魚を与えれば一日餓えは凌げるが、魚の釣り方を教えれば一生餓えない」などと近い感覚にあるのだと思う。

ただ、さしあたってさしあげるなにものももたない者にとって向けられたまなざしに、ちゃんと見かえすことを狼狽する自分に、己の不甲斐なさを思うときがある。

・・なぁ、そんな顔せんといてぇな。
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白秋の質感。

2013-10-28 | つれづれの風景。

小さい秋でもないものかと、ぶらりと外に出る。



どんぐりが、並べてあった。



血管のような根っ子が岩肌を這っていた。



芝藻が、コンクリートの階段の隙間から生を押し出している。



役割を終えた案山子BOY。

歩かばそこかしこ、見らばさしずめ、季節なりの質感があるように思えた。



(おまけ)

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たしかそんな風な夢をみた。

2013-10-26 | 閑話休題
(Photo/ Philippe le Tellier)

振付師はぬいぐるみの熊だった。

「そう、そこ、その感じをわすれないように」

「どうですか監督?」

監督は黒い猫だった。


(gif/unknown)

「ああ、いいんじゃないか」

・・・・。
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ドブリじいさん。

2013-10-25 | 古今北東西南の切抜
Grandpa Dobri/source)

ブルガリアのこの老人は今98歳、みんなにはグランパ・ドブリと呼ばれる。

夏も冬も同じ服を着て、晴れた日は日々日々年年歳歳プラスチックカップを手にコイン・バイ・コイン、10キロの物乞いの毎日だ。

しかし、だ。それは自分の為ではなかった。

毎月の収入は80ユーロ(現在1万円前後)ほど。
2009年のある日彼は教会を訪れこう告げる。
「私と来て下さい、寄付したいのです」
その額は、40,000ユーロ(5百数十万)だった。

ドブリじいさんは、乞食にして聖者、東ヨーロッパで最大の大聖堂の最も寛大な後援者なのである。
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真実を超える表現。

2013-10-24 | 意匠芸術美術音楽
(Pluto and Proserpina/Gianlorenzo Bernini)

彫刻とは思えない、神の手による美しさである。

逃げるものを力づくでつかみ奪おうとする手。しかしその手に粗暴な厭らしさはなく、愛しささえも表現し得ているようだ。愛憎のその手と柔肌のリアリティは芸術の奇跡と呼ばれるにふさわしい。

400年ほど前の大理石の彫像、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ弱冠23歳の時の作といわれる、プルートとプロセルピナ(プロセルピナの略奪)。

バロック期のスーパーリアリズムだ。
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境界線を何故引きたがる。

2013-10-23 | 意匠芸術美術音楽
(architect/unknown)

例えば、空白が、別の空白の、後に続くことは、ありえない。

何もないところから生まれたものや溢れるものが溢れて何もなくなったもの、はあっても何もないところから何もないところへの連続はない。というより、もしあったとしてもその何もなかった連続体の境界を私たちはたぶん理解も認識もできないだろう。

この建築物は、白い壁をより白い線で三次元の感覚そのままに区切っている。
そうすることで、もとの白はうすい灰色だったことになる。

言葉や文章における句読点ともいえそうな隈取りの手法を、私は妙に気に入った。
それは「あるかもしれない空白の連続体」への無知・誤謬からくる不安が和らいでいる所為かも知れない。
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運者生存。

2013-10-22 | 意匠芸術美術音楽
(illustration/unknown)

生存し進化するのは、強いものか弱いものか、太ったものか痩せた者か、大きなものか小さなものか、頑強なものか病弱なものか、

それぞれがそれぞれにおいては、適者ともなり不適者ともなりえそうだ。

運の良いほうが生存するという考え方は、勝てそうなものを「もたざる」者にとっては、惹かれる考え方だ。


poster)

また、愚者生存(survival of the twittest)というのも魅力的な概念になる。

突然に変わる可能性がある・・・。というところに生存への意欲は湧くからだ。
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セクシーメンズのパターン。

2013-10-21 | 世界の写窓から
(source/Rakuten)

パターン認識について検索していたら、
奇妙なものが引っ掛かってきた。たまたま、ほんとにたまたま、たまほんである。

ネット販売のメンズボディストッキングなるもの$ 21.48(\ 2,100)である。

試着させられたらしい販売スタッフはこうコメントしている。
「ノスタルジックな花柄のデザイン、とてもセクシーだ。着心地の快適さもいい!特に股の穴がナイスだ!」

・・・。

歴史はそのまま繰り返さないが、韻(やパターン)は踏むことはままある。-マーク・トウェイン-
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楽しみを奪わないで。

2013-10-19 | 酔唄抄。
(photo/source)

人の楽しみを奪ってはいけない。

後が大変とか健康上悪いとかみっともないとか言わず、楽しみは人それぞれなのだから自分の都合を押し付けてはいけない。

酒を楽しんでいるときの、水を差したり叱責したりなどの振る舞いも慎んでしかるべきだ。

子供が遊びに、大人が酒に、酔っているときはおおらかにやさしく接してください。おねがいします。

気持ちよく楽しんでいるものを奪いさえしなければ、悪態はつかないのであります。




(おまけ)

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ピラニアラメラピラルク-

2013-10-18 | 古今北東西南の切抜

インターネットの発展でありがたいことは、興味が湧けば瞬時に資料を調査し知見を得られるところにある。
ピラニアからラメラで身を護るピラルクの話で私には興味深いが、興味のない人は語呂遊びも無視してもらって構わない。
ピラルクーラメラピラニアピラルクー、でも人には敵わない。

(切抜/source)
アマゾン川流域に生息する淡水魚ピラルクー(Arapaima gigas)の鱗の中には、板状の構造体が配置されており、ピラニアの噛みつきから身を守るうえで重要な役割を果たしていることが分かった。
ピラニアは、恐ろしい外敵として知られ、その鋭い歯で獲物に食いつき、動けなくさせる。

(source)
特定の魚類は、進化の結果、ピラニアの攻撃による死を免れるようになっており、素早く泳ぐ能力を備えたものや噛みつかれたときの歯の衝撃を吸収する天然の装甲(保護鱗)をまとうようになったものもある。


今回、Robert Ritchieの研究グループは、ラメラという板状構造体がピラルクーの鱗に分布しており、これが、外力のエネルギーを吸収することを発見し、ラメラが向きを変え、ねじれることによって、ピラニアの歯によって加えられた高い応力を軽減し、鱗に穴があかないようにしていることを明らかにした。

source)
Ritchieたちは、ラメラの外層によって鱗の硬さと貫入抵抗がもたらされ、鱗の重なり合いとラメラの波形の外表面によって鱗が上述のように曲がり、引張応力を内部の下層鱗に移動させていると結論づけている。
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ほとけの子

2013-10-17 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。
(original unknown)

私の父が他界したときから私を含め兄弟は皆仏の子となった。

仏教では誰でも死ねば仏になる。

母はまだ生きているので、祖父母の仏の子でありかつ今は仏の妻である。

悲しくも子に先立たれた人は皆、仏の親である。

人を種類というもので括っていいものかどうかわからないので、人種という言葉は使いたくない。

神の子仏の子ということの意味が少しだけ理解できたような気がする。

そう思えることができれば、多分たくましく生きていける。
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一葉の道理

2013-10-16 | つれづれの風景。

いちばん無理のない進路を取り  じねんの力に身を任せるだけで  じねんな成り行きとして適切な  意味のある形で適応をとげることができる  身を置く環境として  それは 実に 見事に  道理にかなっている
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イコン反転

2013-10-15 | 意匠芸術美術音楽
(photo/source)

鏡や水面に映る現実と反転、という題材の作品は数多くのアーティストが手掛けてきたイコンの一つでもある。

西洋のナルキッソスの神話は無論のこと、東洋では月の影採る猿(ましら)なども、その源流にあたりそうだ。

どちらも、反転し映りこんだものに心を奪われ、死を迎える。

解からないでもない。自分と他者との実在について、明確にその理由を説明し証明しする術は未だないようだから。

イコンは私自身だし、私以外でもある、という反転は芸術的衝動としては正しいように思える。
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