南無煩悩大菩薩

今日是好日也

上を向いて。

2007-06-30 | つれづれの風景。

祈ろう。

ここはひとつ。たのんます。

そこをなんとか。たのんます。


上を向くと、鼻の穴があらわになります。

鼻が広がると、空気がいっぱい入ります。

空気がいっぱい入ると、深呼吸が出来ます。

深呼吸すると、静かな気持ちになります。


祈ろう。

上を向いて。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほろほろ鳥。

2007-06-29 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。

泣いてくれるな。ほろほろ鳥よ。

優しい立場を取る為には、まさっていなければいけない。なにかが。




山鳥の ほろほろとなく 声聞かば

父かぞと思う 母かぞと思う。

-行基和尚-

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

主人公。

2007-06-28 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。

生きている。

この簡単な事実さえ、実体と実感を持って確かめられるのは自分でしかない。

おのれは、おのれのあるじ。

おのれは、おのれのよるべ。

辛い幸いは、線一本の違いでしかない。

一線を越えるも超えぬもあるじしだい。

演じるも己。観るも己。

カーテンコールは起こるや否や。


主人公にして幕引きがかりでもある。



どでんとして もっさりとして ここにおる。

さらりとして すっきりとして ここにおる。



己が己を請け負って、生きている。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月光。

2007-06-26 | なんとなく落書。

馬を駆け。

犬は走り。

鳩が飛ぶ。


特に意味は無い。

月の光の夜には。


落も着かない落書き。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

諦観。

2007-06-25 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。

命までは取られりゃせん。

怯むな。嘆くな。脅えるな。

おやじも、じいさんも軍人でありましたが、今の私なんかと違って、やっぱり、肝が据わってたというか、人生に対する眼差しに諦観を持っておったように思います。

そういう境地に如何にしてなったのでありましょうや。




「私を殺さないものは、全て私を強くする。」
-ニーチェ-

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紅仙郷。

2007-06-22 | つれづれの風景。

地球は紅かった。

しこたま呑んだの次の日は、地球は黄色だ。と思ったこともある。

地球が青かった。といったのは確かガガーリンだったか。

マーガリンとの関係は不明だ。

いかんせん。

項羽ではないが、愚や愚やいかんせん。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

聖なるもの。

2007-06-20 | なんとなく落書。

ひじりなるもの。

尊いというのものでもなく。

貴いというものでもない。

聖なるもの。


隣にいながら手が届かない。

遠くにいながら親身なるかな。


マグダラのマリアと復活の関係。

高野聖と呼ばれし人々の献身。

共通点を思うのは私のうがちであろうか。


美しいというものでもなく。

有難いというものでもない。

聖なるもの、筆致に尽くしがたし。


なにをかいわんや語りがたし。

なにをかかかんや写しがたし。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

対峙。

2007-06-18 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。

怨敵とて 厭うべきもの なし。

-無窓和尚-


怨みで人を過ってはいけない。

敵に塩を送る事を厭わない行為は、つまるところその勝負に勝つことよりも、己の克己精進を約する信念に由来する。

只、敵として対峙するに値する相手かどうかは大事な判断だ。

するに足りる対峙は、片方だけでは無理なのである。

勝負は時の運。避けられるならそれにこしたことはない。

が、しなければいけないときもあろう。

それはそれ。勝とうが負けようが、厭うべきことなし。の相手であることが前提だ。

でなければ、むやみに怨みを売買するだけなのである。

-無山人異訳-

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

捕陀楽山。

2007-06-16 | なんとなく落書。

西方の波のかなたに、その山はあるという。

帆を上げて、風に吹かれて、陽に焼けて、波間にもまれ、たどり着き。

子牛とも、引かれて、牽いてトツトツと。

山門くぐれば影落ちず。

いくは浄土か、捕陀楽山。

はるかなる哉、捕陀楽山。


-萬願亭無山人-
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古人曰。

2007-06-15 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。

古人 刻苦 光明 必ず 盛大なり。


めり。と。はり。には、必ず、めり。と。はり。が、肝要。

儲け続けることなく。損し続けることなし。

一時の享楽、一時の忍従、一面背立同機の見性。

古人曰。元来、人生は、楽しいものだ。と。


-無山人勝手-
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

亭に臨む。

2007-06-10 | なんとなく落書。

縁側に開かれた外の世界。

さみだれが大粒になり色づき横殴りに過ぎ逝く。

雨か。花か。

風か。雲か。

静かに動き。激しく止まる。


臨むは萬願。


-無屋無山人-
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

狸十八番。

2007-06-09 | なんとなく落書。

陰嚢おどし。

別名、天狗のまね。


人のふんどしで相撲を取ることばっかり考えている人にはよくお目にかかりますが、自分の大事なものを前面に押し出して勝負に出る狸は大物だ。

どこが大物かというとそれ自体。

狐は騙し、烏は欺く。とはいうものの、狸のおどしは、爽快である。

何度も言うようだが、一物に自信があるのである。


自信が無い私から見れば、おどされることに腹が立つどころではなく、ほれぼれとするのである。

いつかは、正々堂々と、恥じ入ることなく、自分の一物を磨き上げて、立派に勝負をしてみたいものである。


おどすことができる。ということは、正真正銘の凄みを増す必要がある。

怖いや恐い。という感覚とは別物であろう。

凄い。のである。

凄みは羨望に変わりうるものでなければならない。

要するに立派なのである。


狸十八番は。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一灯。

2007-06-08 | 有屋無屋の遍路。

暗夜 狂風 裏の一燈。


荒れ狂う風の暗い夜に一筋の明かり。


明日への光明があればこその忍耐。

人は誰でも一灯をもっている。

それを翳すことが出来るかどうかは、本人しだいだ。

順風吹く、明るい世界では、有難さもまた消えうせる。


状況がどうであれ、立ち向かうためには、消してはならない。


私は無くしていないだろうか。

暗夜 狂風 裏の一燈。


-無山人違訳-

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小径。

2007-06-07 | なんとなく落書。

歩いてきた道がまっすぐ。

荷物は身の丈。

重くも無ければ軽くも無い。

まだちょいと先はある。

この小径。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒達磨。

2007-06-05 | なんとなく落書。

茶碗の名物、曜変天目(ようへんてんもく)は漆黒の宇宙に青い星が輝くように見えると言う。

茶碗の価値が、戦国の一国よりも重いことさえあったという。

たかが茶碗。されど茶碗。



その価値などというものから、超越するところに本来の輝きは増し、信じられないような玄妙さを醸しはじめる。

本物とはそういうものかもしれない。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする