陰嚢おどし。
別名、天狗のまね。
人のふんどしで相撲を取ることばっかり考えている人にはよくお目にかかりますが、自分の大事なものを前面に押し出して勝負に出る狸は大物だ。
どこが大物かというとそれ自体。
狐は騙し、烏は欺く。とはいうものの、狸のおどしは、爽快である。
何度も言うようだが、一物に自信があるのである。
自信が無い私から見れば、おどされることに腹が立つどころではなく、ほれぼれとするのである。
いつかは、正々堂々と、恥じ入ることなく、自分の一物を磨き上げて、立派に勝負をしてみたいものである。
おどすことができる。ということは、正真正銘の凄みを増す必要がある。
怖いや恐い。という感覚とは別物であろう。
凄い。のである。
凄みは羨望に変わりうるものでなければならない。
要するに立派なのである。
狸十八番は。