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チェット・ベイカーとアート・ペッパーの共演盤

2023-01-08 | JAZZ
パシフィック・ジャズ・レーベルにある「ピクチャー・オブ・ヒース」というアルバムは、このレーベルが60年代に新パシフィック・シリーズとなった際に再発されたもので、最初に発売された「プレイボーイズ」のジャケットの方が知名度がありますが、下段のジャケットの方が演奏のリアリティがあります。

「PLAYBOYS」 PJ-1234


「PICTURE OF HEATH」 PACIFIC JAZZ PJ-18
  
1. PICTURE OF HEATH
2. FOR MILES AND MILES
3. C. T. A.
4. FOR MINORS ONLT
5. MINOR YOURS
6. RESONANT EMOTIONS
7. TYNAN TIME
CHET BAKER (tp) ART PEPPER (as) PHIL URSO (ts)
CARL PERKINS (p) CURTIS COUNCE (b) LAWRENCE MARABLE (ds)
録音 1956年10月31日

この2枚は、レコードで言うA面とB面の曲の配置が入れ替わっています。
収録されている全7曲の内、5曲がジミー・ヒースの曲ですが、彼には今回と同じタイトルの「PICTURE OF HEATH」というアルバムがあり、かってこのブログで掲載したことがありました。
一方、本アルバムの残り2曲はアート・ペッパーが提供していて、チェット・ベイカーとアート・ペッパーの共演ということからも演奏は充実しています。
また、管楽器の3人が白人、ピアノ以下のリズム陣が黒人という、1956年という時代では少し珍しい組み合わせとなっていますが、合奏とソロがうまく融合し、淡泊でありながらもハード・バップの魅力が詰め込まれています。
特にソロの部分では、インプロバイザーとしてのベイカーとペッパーの絶妙なアドリブが素晴らしく、たった一度の共演というのが惜しい1枚です。

コメント (2)
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