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私の愛聴盤(第154回)

2021-05-19 | 私の愛聴盤
私の愛聴盤の第154回は、北村英治のスイング・セッションです。

「EIJI KITAMURA SWING SESSION」 RVC RDC-10
  
1. AVALON
2. BODY AND SOUL
3. I HADN’ ANYONE TILL YOU
4. MEMORIES OF YOU
5. SHINE
6. PETITE FLEUR
7. WHAT A LITTLE MOONLIGHT CAN DO
8. GOOD-BYE
北村英治 (cl) 増田一朗 (vib) 秋満義孝 (p)
池沢行生 (b) 須永 宏 (ds) JUDY ANTON (vo)
録音 1978年4月21日

これは、ベニー・グッドマンの十八番を並べた曲と、2曲で女性歌手が参加したもので、当時流行ったダイレクト・カッティングによるいわゆる一発取りの録音です。

ステレオ録音でありながら、ピアノは少し左に、ヴァイブラフォンが少し右に配置されているものの、5人の奏者がスピーカーの中央寄りに集まっており、エコーは埼玉県の入間市民会館ホールの反響だけを使って収録され、生音に近づけることを意識した録音となっています。
解説によると、レコードのA面は3テイク、B面は2テイクを録音し、その中から選んだとのことですが、ベテラン揃いのセッションで、手慣れた曲を気持ちよく演奏しています。

演奏は、軽快な「AVALON」でスタートしますが、新しい録音で、北村と増田のクラとヴァイヴがグッドマンとハンプトンを再現し、秋満もテディ・ウイルソン的プレイで、雰囲気を作っています。
2曲でヴォーカリストとして参加しているジュディ・アントンも、スマートな歌唱を披露し上手く纏めています。
ちなみに彼女のお姉さんはギタリストの増尾好秋の奥さんだそうです。

このレコードは、ダイレクト・カッティングという特別な状況の中で、各々の楽器の特性を上手く収録しており、良い緊張感を持った演奏集となっています。

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