あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

ベニー・グッドマンの古い録音盤

2021-05-12 | JAZZ
ベニー・グッドマンのコロムビアの10インチ盤に続いて、こちらは様々な編成の演奏を集めたアルバムです。

「BENNY GOODMAN COMBOS」 COLUMBIA CL 500
  
1. AFTER YOU’VE GONE
2. STARDUST
3. BENNY’S BUGLE
4. ON THE ALAMO
5. SHIVERS
6. SLIPPED DISC
7. A SMO-O-O-OTH ONE
8. AC-DC CURRENT
9. LIZA
10. AS LONG AS I LIVE
11. BREAKFAST FEUD
12. GILLY
BENNY GOODMAN (cl) 
TEDDY WILSON (p) COUNT BASIE (p) FRETCHER HENDERSON (p) MEL POWELL (p)
RED NORVO (vib) LIONEL HAMPTON (vib)
COOTIE WILLIAMS (tp) GEORGIE AULD (ts)
CHARLIE CHRISTIAN (g) MIKE BRYAN (g)
SLAM STEWART (b) ARTHUR BERNSTEIN (b)
NICK FATOOL (ds) HARRY JAEGER (ds) JO JONES (ds)  等々・・・
録音 1939年10月2日 ~ 1945年9月24日

アルバムは、曲により5,6.7重奏団となっていて、組み合わせは様々ですが、ピアニストにはテディ・ウイルソンの他、カウント・ベイシーやフレッチャー・ヘンダーソンが、またギタリストとしてチャーリー・クリスチャンがバックを務めるという貴重な録音でもあります。

そして、演奏ですが、
1曲目の「AFTER YOU’VE GONE」は、アップ・テンポで演奏され、テディ・ウイルソンがこれに見事に応えているし、レッド・ノーヴォの金属質なヴィヴラフォンンと、スラム・スチュワートのハミングを交えた弓弾きも聴くことができます。
2曲目の「STARDUST」は、12曲の中で一番古い録音ですが、自らのリーダー・アルバムでもヴィブラフォンの名演を残しているライオネル・ハンプトンは、先発のグッドマンのソロの後ろでコードを使ったオブリガートを付けており、1コーラスの後半からは鋭いアタックによるソロを取っています。
また、それに続くチャーリー・クリスチャンは、最初はコードを使い、後半はシングル・トーンでたっぷりとソロを取っています。
なお、この曲はフレッチャー・ヘンダーソンがピアノを担当しているのですが、残念ながらソロは取っていません。
3曲目の「 BENNY’S BUGLE」はカウント・ベイシーが登場し、チャーリー・クリスチャンはリズム楽器に徹して、正にスモール・コンボのベイシー・サウンドを展開しています。
4曲目の「ON THE ALAMO」は、ミディアム・テンポの演奏で、ここもベイシーとクリスチャンが参加しており、ドラマーはジョー・ジョーンズに代わり、クーティ・ウイリアムスとジョージ・オールドのソロが絶妙の1曲となっています。

この様に、それぞれ腕達者な奏者が、色々な編成により素晴らしい演奏を披露しており、リーダーのべニー・グッドマンが霞んでしまいそうなところもあります。
そして、古い録音ですが、そこはコロムビア、録音状態は極めて良いです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする