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古いレコードと再会

2017-02-04 | JAZZ
トミー・フラナガン・トリオの名盤である「OVERSEAS」、
原盤はスエーデン・メトロノームから発売された3枚のEP盤ですが、米国からも「C」を並べたユニークなジャケットのものが発売されています。
このレコードは、過去に私の愛聴盤(第50回)で登場していますが、最近になって、電気的に処理した疑似ステレオの再発盤を購入したのをきっかけに再登場となりました。
「THE TOMMY FLANAGAN TRIO OVERSEAS」 PRESTIGE PR 7632
   
1. RELAXIN′ AT CAMARILLO
2. CHELSEA BRIDGE
3. ECLYPSO
4. BEAT′S UP
5. SKAL BROTHERS
6. LITTLE ROCK
7. VERDANDI
8. DELARNA
9. WILLOW WEEP FOR ME
TOMMY FLANAGAN(p) WILBUR LITTLE(b) ELVIN JONES(ds)
録音 1957年8月15日

このレコードは、トミ・フラの横顔をアップにしたモノクロのジャケットで、テイチク(ユニオン)から発売された国内盤に替わり一時期所有していたものですが、オリジナル・ジャケットの出現と共に、処分したままになっていました。
数年前に米国の初盤はルディ・ヴァン・ゲルダーがカッティングを担当していることを知り、再発盤でもひょっとしてと思いチェックしてみたところ、デッド・ワックス部に「VANGELDER」の刻印があったので購入してみました。
疑似ステレオの3人の音の分離はさほどでもなく、中心に集まっているトリオがそのまま両方のスピーカーに拡大されているので、左右のスピーカーの距離が広がれば広がるほど音像が拡大されます。
ピアノ、ベース、ドラムスの音はエッジが立ってカチッと締まっており、ヴァンゲルダーの手が入っていることを伺わせます。
更に、モノラル針に交換してトレースしてみたところ、音の粒立ちはそのままで、当然のこととは言え全体が中央に纏まっていました。
ちなみに、本来のトミ・フラのソフトなタッチとは異なりますが、以前から所有していた国内盤、輸入盤のいずれよりも、このレコードが好みの音でした。

コメント (3)
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