あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

私の愛聴盤 (第59回)

2015-03-13 | 私の愛聴盤
第59回はクラーク・テリーの「イン・オービット」です。

クラーク・テリー(Clark Terry) 1920年12月14日 - 2015年2月21日 ミズーリ州セントルイス生まれ

クラーク・テリーは、高校時代からプロ活動を始め、42年から45年まで軍隊のオールスター・バンドに参加しています。
除隊後は、ライオネル・ハンプトン楽団を経て、チャーリー・バーネット楽団と共にカリフォルニアへ移り、幾つかのバンドを渡り歩いた後、48年にカウント・ベイシー楽団へ・・・
その後も、デューク・エリントン楽団、クインシー・ジョーンズ楽団、ジェリー・マリガンのコンサート・バンド等々、ビック・バンド歴が長いのですが、いずれのバンドでも強い個性を持って豊かな音楽性を発揮していました。
また、スモール・バンドにおいても同様で、チャールズ・ミンガスや、セロニアス・モンク等の強烈な個性の持ち主との共演においてもしかり、中間派的な演奏から、バップ、ハード・バップに至るまで何とでも同化しながら、その中で個性を発揮してきたまれな奏者の一人でもあります。

日本にも来日経験があり、今は無き「新宿木馬」でのライブ演奏もレコード化されています。

前回の「セレナーデ・トゥ・ア・バス・シート」に続いてのリーダー・アルバムですが、こちらも強力なメンバーの組み合わせです。
トランペットよりソフトな「音」のするフリューゲルホーン、ノン・ビブラートで吹かれるテリーの演奏は格別です。
「IN ORBIT」RIVERSIDE 12-271
  
1. IN ORBIT
2. ONE FOOT IN THE GUTTER
3. TRUST IN ME
4. LET’S COOL ONE
5. PEA-EYE
6. ARGENTIA
7. MOONLIGHT FIESTA
8. BUCK’S BUSINESS
9. VERY NEAR BLUE
CLARK TERRY(flh) THELONIOUS MONK(p) SAM JONES(b) PHILLY JOE JONES(ds)
録音 1958年5月7日、12日

全9曲の内、ミデアム・ファーストで演奏される3曲(No.1, 5, 8)、いずれも快調な演奏です。
一方で、9曲目のマイナー調の「ヴェリー・ニア・ブルー」では、スロー・バラードの妙が味わえます。
相方のセロニアス・モンクは、マイルスのクリスマス・セッションとは大違いで、全曲を通してしっかり弾いています。
4曲目のモンクのオリジナル曲である「レッツ・クール・ワン」では、主役を食ったモンクのソロがたっぷり味わえるし、速い曲では自身のリーダーアルバムでもあまりみられないような速弾きのソロで応えていて、テリーとの相性の良さが感じられます。
タイトルが「クラーク・テリー・ウィズ・セロニアス・モンク」となっていることからも、2人が共にリーダーであると言っても過言でないアルバムです。

そして、忘れてならないのがベースとドラムス、
サム・ジョーンズは6曲目の「アジェンティア」でソロ・スペースを与えられているし、速い曲でも1拍を2ずつしっかり刻んでいます。
フィリー・ジョーは、余り出しゃばらずバッキングに徹していて、この2人のしっかりしたサポートがあるからこそ、引き締まった名演奏集となっています。


余談ですが、2曲目のテリーのオリジナルである「ワン・フット・イン・ザ・ガター」、
デイブ・ベイリー(ds)のリーダー・アルバムのタイトルにもなっています。
ここにはクラーク・テリーも参加していますが、先のアルバムよりゆったりしたとしたテンポで演奏されています。
 

こちらもリラックスした好盤ですが、聴くのは大抵レコードのほうなので、これも何時かこのページに載せたいと思います。

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今年の食事会 (2015年)

2015-03-11 | グルメ
毎年この時期になると、懇親会を兼ねて職場の皆さんと美味しいものを食べる食事会があります。
そして今年は「広東料理」となりました。

行った場所は、日本橋三井タワーの「マンダリン・オリエンタル東京」で、道を挟んで反対側には「COREDO室町」があります。
そのお店は37階にある「広東料理 SENSE」、お店のマークも扇型をした「センス」でした。
写真は全てコンパクトカメラの、しかもノン・フラッシュのものなので、ピントの甘いところはご容赦を。

   

天気がよければ素敵な夜景も楽しめるのに、当日はあいにくの雨模様、
と、言うことで外の景色はちょっぴり残念でしたが、今日は広東料理を食べに来たのですから・・・
 

席に着いて、当夜のメニューを拝見し、まずは各々好みのお酒(私はビール)をオーダーして乾杯、
最初は「カボチャ・ベースのサイコロ」で、コース料理の開始となりました。
カボチャの甘味と、フルーツの酸味が絶妙なバランスでした。
 

以下は、メニューに従って順次いただいた料理です。

* 釜焼き北京ダックと飾り野菜マリネのコンビネーション
* 沖縄直送東星ハタのさっと蒸しにクコの実ソース添え
* ホウレン草の翡翠(ひすい)スープにタラバ蟹肉添え
  

折角なので、美味しい紹興酒もいただいて、次の料理へ・・・
* 海老のマンゴーマヨネーズソース
* 鮑と干し貝柱のソースで炒めたチャーハンが蓮の葉に包まれて
  

仕上げは、マンゴープリンと中国小菓子、
一緒に出されたオリジナルブレンドの中国茶も、美味しかったです。
 

食べ始めた時は、何か物足りない感じがして、お隣さんとは「食事が終わったら帰りにラーメンを食べよう」と相談していたのですが・・・
凡そ2時間かけて歓談し、じっくり味わいながらいただいた料理と、お酒も沢山入ったお陰で、もう十分となりました。

幹事さんの計らいで、烏龍茶とお菓子のお土産もいただいて、お開きとなりました。
 

ごちそうさまでした。

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クラーク・テリーのリヴァーサード盤

2015-03-10 | JAZZ
先月、クラーク・テリーの訃報を知ったので、時々聴いていた彼のアルバムを再び引っ張り出してみました。

クラーク・テリー(Clark Terry) 1920年12月14日 - 2015年2月21日)ミズーリ州セントルイス生まれ

マイルス・デイヴィスにも影響を与えたとされるクラーク・テリー、
その活動履歴は優に60年を越え、この間、エマーシー、リバーサイドを始めとして多くのレーベルに録音しています。
その中で、リバーサイド・レーベルの4枚のリーダー・アルバムの中から、最初に録音された1枚を取り上げました。

「SERENADE TO A BUS SEAT」 RIVERSIDE RLP 12-237 (日本ビクター SMJ-6209(M))
  
1. DONNA LEE
2. BOARDWALK
3. BOOMERANG
4. DIGITS
5. SERENADE TO A BUS SEAT
6. STARDUST
7. CRUISING
8. THAT OLD BLACK MAGIC
CLARK TERRY(tp) JOHNNY GRIFFIN(ts) WYNTON KELLY(p) PAUL CHAMBERS(b) PHILLY JOE JONES(ds)
録音 1957年4月27日

このアルバムは、ご覧の通りの豪華メンバーによる完全なハード・バップ作品です。
主役のクラーク・テリーはジョニー・グリフィンのブローに影響されたかのように、何時もよりハードな演奏を展開しています。
6番目に演奏されているホーギー・カーマイケルの作曲した「スターダスト」、
このアルバム唯一のバラードで、ここではヴァースから入り美しいメロディを歌いあげていますが、エンディングで吹くファンファーレのような部分については、なぜだ!との思いです。
最終曲のスタンダード「ザット・オールド・ブラック・マジック」は、僅か2分足らずでフェイド・アウトされています。
折角のいい曲なのに、チョッピリ欲求不満が残りますが、クラーク・テリーのせいではないので、ここはガマン。

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デザイアの続きで

2015-03-08 | 演歌・ポップス
先日、中森明菜と、もんた&ブラザースの歌う「デザイア」のことを書きましたが、
その際、mohariza様からもんた&ブラザースは「赤いアンブレラ」が良いと教えて頂きました。
その後、手持ちのリストをひっくり返してみたところ、何と手元にありました。
以前購入してそのまま棚に入れてありました。
「灯台下暗し」とは、このことです。

「赤いアンブレラ」 日本フォノグラム 7PL-7 (1980年10月5日発売)
作詞 森田由美 作曲 もんたよしのり 編曲 もんた&ブラザース、松井忠重
  
確かに、シンプルな伴奏で歌うスローバラードが素適でした。


ついでにオリコン1位にもなった一番のヒット曲も、
ジャケットの中から、今はなき高田馬場のレコード店のチラシも出てきました。

「ダンシング・オールナイト」 日本フォノグラム FS-2175 (1980年4月21日発売)
作詞 水谷啓二 作曲 もんたよしのり 編曲 もんた&ブラザース、松井忠重
   
この歌、当時はカラオケでも流行りましたよね。

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2015年の富士山 (3月)

2015-03-06 | 富士山
3月6日(金)の富士山

昨夜の天気予報は曇りなれど、何とか撮影できました。
何時もの場所から、朝7時から7時20分の4コマです。
雲が出ていると、風景は刻々と変っていきます。
   


最初と最後の拡大版も
 
このお山の写真、何となく春めいてきている気がします。

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2人の歌手による「デザイア」

2015-03-03 | 演歌・ポップス
昨年暮れ、10年ぶりにブラウン管に登場した中森明菜、
彼女が紅白に出演したことについては、賛否両論がありますが、オジサンは近況が拝見できただけで満足なのです。
「NHK紅白歌合戦」 (NHK SONGS からの影像)
 

そこでの彼女は、2015年2月に発売される新曲「Rojo-Tierra-」を披露しましたが、ここでは過去に発売された中の話題の1枚、
「デザイア」を取り上げてみました。
この曲、元はと言えばボブ・ディランのアルバム「欲望」(1976年)の原題ですが、多くの歌手によりそれぞれ別な曲となっています。

フリー百科事典より
もんた&ブラザーズの楽曲(1981年)
U2のシングル。アルバム「魂の叫び」に収録
DESIRE -情熱- - 中森明菜のシングル曲
DESIRE (LUNA SEAの曲) - LUNA SEAのシングル曲
DESIRE (加藤ミリヤの曲) - 加藤ミリヤのシングル曲
Desire (Do As Infinityの曲) - Do As Infinityのシングル曲
Desire (DOUBLEの曲) - DOUBLEのシングル曲
desire - 『無責任ヒーロー』(関ジャニ∞)の特典に映像で収録の、渋谷すばると安田章大の2人による曲
Desire -希望- - 緒方恵美のアルバム
D≒SIRE - ヴィジュアル系ロックバンド


『中森明菜のデザイア』
52万枚を売り上げたとされる14枚目のシングル
「DESIRE」 ワーナー・パイオニア L-1750 (1986年2月3日発売)
作詞 阿木燿子 作曲 鈴木サブロー 編曲 椎名和夫
  

この曲、14枚目にして、阿木燿子による中森への初めての作品です。
この曲、当初B面として発売予定も、明菜の要望でA面になりました。
この曲、1986年2月3日の最初のリリース以来、88年6月25日、12月21日、98年11月26日、08年11月12日と幾度も再発されています。
この曲、初回プレス盤のタイトルは「DESIRE」の表記でしたが、87年の企画アルバムで「DESIRE -情熱-」という副題の表記が付け加えられ、以降の作品でも全て副題を加えた「DESIRE -情熱-」の表記で統一されています。
この曲、高橋真梨子、ノーランズ、中西悠(細井利子)、水樹奈々(赤夜萌香)、MAXなど、多くの歌手によりカバーされています。
この曲、ジャケットには「このレコードは可能な限り大音量でお聴きください」と書かれています。
そうはおっしゃいますけどね、
我が家の装置はそれなりのパワーを持っているけど、この言葉通りに大きい音をだすものなら、この先ご近所さんから何をいわれるか分からないのですよ。

ジャケットの着物に纏わる話題も含め、話題を集めた1曲でもありました。


明菜の後では、影が薄いですが、『もんた&ブラザースのデザイアー』にはジャケット違いの2枚があります。
「DESIRE」 フィリップス 7PL-45 (1981年10月25日発売)
作詞 園部和範 作曲 もんたよしのり 編曲 もんた&ブラザーズ
  

ジャケット違いによる同曲(レコード番号が同一のプロモ用?)
  

もんた&ブラザースのデビュー曲である「ダンシング・オールナイト」同様、軽快なテンポのこの曲、
こちらも累計売り上げが20万枚以上のヒット曲です。

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3月に相応しい歌

2015-03-01 | 演歌・ポップス
3月になりました。
3月は「春」を迎えると同時に、旅立ちの季節でもあります。

先日、テレビ東京で「卒業ソング」の特集がありました。
この番組でアンケートを募った結果、No.1は1991年2月、埼玉県秩父市立影森中学校から生まれた「旅立ちの日に」でした。
そして、この歌の生まれた経緯については、
当時校長であった小嶋登さんの「卒業生のために記念になる音楽を作ろう」との発案で、自らが作詞を担当、
音楽教論の坂本裕美さんに作曲を依頼し(後に松井孝夫さんが編曲を担当)、91年の卒業式に同校で歌われたのが最初で、
その後、この楽譜が教師たちに広く読まれていた「教育音楽」に掲載され、全国の音楽の先生の目に留まり広まったと語られていました。

ところが、オジンの私の卒業ソングは「仰げば尊し」であり、街でのアンケートも同様で、40代以上の方達の中で「旅立ちの日に」を知っている人は皆無でした。

放送の中で、この曲もリストに挙がっていました。
「贈る言葉」 ポリドール DR6370 (79年作品)
作詞 武田鉄矢 作曲 千葉和臣 編曲 惣領泰則 
  

1959年に作られた次の曲、
身内のことですが、息子も幼稚園時代に歌い、またその孫が、現在保育園の年長さんの卒園式に向け練習しています。
80年、テレビ朝日の子供番組に登場し、翌81年、ダークダックスによるNHKの「みんなのうた」で紹介されました。
芹洋子の歌は、更に翌年のリメイク版のものです。
「おもいでのアルバム」 キングレコード K075-382
作詞 増子とし 作曲 本多鉄麿  
  


「春」に相応しい歌は数多くありますが、既に解散してしまった彼女たちの歌もその中の1曲です。
「微笑みがえし」 CBSソニー 06SH-263 (78年作品)
作詞 阿木燿子 作・編曲 穂口雄右
  

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