前回に続き、セロニアス・モンクのセッションをもう1枚取り上げました。
それは、ジェリー・マリガン(bs)が参加したカルテットのアルバムです。
セロニアス・モンクが新人のジョン・コルトレーンを相手にセッションを行っていた頃、ジェリー・マリガンとのレコーディングも行われていました。
サックス奏者でモンクと渡り合えたのは、後期のチャーリー・ラウズを除くと、ソニー・ロリンズ、ジョン・コルトレーン、ジョニー・グリフィンぐらいですが、そこにジェリー・マリガンが加わります。
このレコーディングは、マリガンの強い要望により実現されたのですが、マリガンは、決してモンクに引けを取らない堂々たる演奏を展開しています。
ジャケット裏面のタイトルでは、両方が頭で併記されていて、お互いがリーダーの様でもあります。
「MULLIGAN Meets MONK」 RIVERSIDE RLP 12-247
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/28/06/f73c187b2efd743e451587b6d56e7777_s.jpg)
1. ’ROUND MIDNIGHT
2. RHYTHM - A - NING
3. SWEET AND LOVELY
4. DECIDEDLY
5. STRAIGHT, NO CHASER
6. I MEAN YOU
GERRY MULLIGAN(bs) THELONIOUS MONK(p) WILBUR WARE(b) SHADOW WILSON(ds)
録音 1957年8月12日、13日
このアルバムは、スタンダード(No.3)と、マリガン(No.4)の作品がそれぞれ1曲ずつ、残り4曲はモンクのオリジナルで、ワン・アンド・オンリーの個性を持つピアニストに、低音楽器のマリガンがどう絡むのかが聴きどころです。
有名曲の「ラウンド・ミッドナイト」や、これまでの演奏の中でも特にゆったりしたテンポで演奏される「ストレイト・ノー・チェイサー」はさておいて、ミデアム・テンポの「リズマニング」では、マリガンが自分のペースでモンクに対して堂々と渡り合っているし、「スイート・アンド・ラブリー」では、マリガンが次から次へとフレーズを繰り出していきます。
また、マリガンのオリジナル「デサイデッドリー」では、モンクが何時ものようなお休み中に、ストップ・モーションまで駆使してノリノリの演奏を繰り広げ、ベース・ソロの部分でもオブリガードを付けるなど、出ずっぱりの演奏で、あっぱれマリガンといった内容です。
なおCDでは、同日の別テイクが4曲追加されていますが、凝縮された6曲のレコードが良いです。
このレコード、時々取り出しては聴いているので愛聴盤の1枚としても良いのですが、モンクとマリガンの好みのアルバムは他にも多くあるので、改めて取り上げたいと思います。
それは、ジェリー・マリガン(bs)が参加したカルテットのアルバムです。
セロニアス・モンクが新人のジョン・コルトレーンを相手にセッションを行っていた頃、ジェリー・マリガンとのレコーディングも行われていました。
サックス奏者でモンクと渡り合えたのは、後期のチャーリー・ラウズを除くと、ソニー・ロリンズ、ジョン・コルトレーン、ジョニー・グリフィンぐらいですが、そこにジェリー・マリガンが加わります。
このレコーディングは、マリガンの強い要望により実現されたのですが、マリガンは、決してモンクに引けを取らない堂々たる演奏を展開しています。
ジャケット裏面のタイトルでは、両方が頭で併記されていて、お互いがリーダーの様でもあります。
「MULLIGAN Meets MONK」 RIVERSIDE RLP 12-247
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/50/b2/338142e657d7b09041694cb66a00f58f_s.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/28/06/f73c187b2efd743e451587b6d56e7777_s.jpg)
1. ’ROUND MIDNIGHT
2. RHYTHM - A - NING
3. SWEET AND LOVELY
4. DECIDEDLY
5. STRAIGHT, NO CHASER
6. I MEAN YOU
GERRY MULLIGAN(bs) THELONIOUS MONK(p) WILBUR WARE(b) SHADOW WILSON(ds)
録音 1957年8月12日、13日
このアルバムは、スタンダード(No.3)と、マリガン(No.4)の作品がそれぞれ1曲ずつ、残り4曲はモンクのオリジナルで、ワン・アンド・オンリーの個性を持つピアニストに、低音楽器のマリガンがどう絡むのかが聴きどころです。
有名曲の「ラウンド・ミッドナイト」や、これまでの演奏の中でも特にゆったりしたテンポで演奏される「ストレイト・ノー・チェイサー」はさておいて、ミデアム・テンポの「リズマニング」では、マリガンが自分のペースでモンクに対して堂々と渡り合っているし、「スイート・アンド・ラブリー」では、マリガンが次から次へとフレーズを繰り出していきます。
また、マリガンのオリジナル「デサイデッドリー」では、モンクが何時ものようなお休み中に、ストップ・モーションまで駆使してノリノリの演奏を繰り広げ、ベース・ソロの部分でもオブリガードを付けるなど、出ずっぱりの演奏で、あっぱれマリガンといった内容です。
なおCDでは、同日の別テイクが4曲追加されていますが、凝縮された6曲のレコードが良いです。
このレコード、時々取り出しては聴いているので愛聴盤の1枚としても良いのですが、モンクとマリガンの好みのアルバムは他にも多くあるので、改めて取り上げたいと思います。