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デヴィッド゙・ニューマンの2枚

2019-07-07 | JAZZ
アトランティック・レーベルにあるデビット・ニューマンの2枚から
「FATHEAD」 ATLANTIC 1304
  
1. HARD TIMES
2. WEIRD BEARD
3. WILLOW WEEP FOR ME
4. BILL FOR BENNIE
5. SWEET EYES
6. FATHEAD
7. MEAN TO ME
8. TIN TIN DEO
DAVID NEWMAN(ts,as) HANK CRAWFORD(bs) MARCUS BELGRAVE(tp)
RAY CHARLES(p) EDGER WILLIS(b) MILTON TURNER(ds)
録音 1958年11月5日
ここでの大半の曲のテーマ部は、3管による分厚いサウンドで演奏されていて、デヴィッド・ニューマンは曲によりアルトとテナーを使い分けています。
テキサス生まれのニューマンは、てっきりホンカーと思いきや、タイトル曲の「FATHEAD」を聴いてみても泥臭くなく、実にスマートな演奏に終始しています。
いずれもメロディアスな曲ばかりですが、アルトで演奏される「HARD TIMES」、「WILLOW WEEP FOR ME」、それに「MEAN TO ME」の3曲がとても印象に残ります。
「HARD TIMES」は、覚えやすいメロディの特徴的な曲で、多くの奏者にカバーされていることから分かるように、これを最初に持ってきたところにこのアルバムの価値があると思います。
また「WILLOW WEEP FOR ME」は、アドリブの途中でパーカーズ・ムードの一節を吹く余裕があり、ミデアム・テンポで演奏される「MEAN TO ME」のスムースなソロも大変魅力的です。
このアルバムのもう一つの注目点は、レイ・チャールスがピアノを弾いていることですが、彼の出番は余り無く、淡々と弾くこれといった特徴のないプレイに終始しています。
このアルバムのリーダーはデヴィッド・ニューマンですが、元はと言えばレイチャールスのバンドにが呼ばれたことが共演のきっかけになっています。


2枚目は、4人編成によるタイトル通りのストレートですっきりとした演奏集です。
「STRAIGHT AHEAD」 ATLANTIC 1366
  
1. BATISTA′S GROOVE
2. SKYLARK
3. NIGHT OF NISAN
4. COUSIN SLIM
5. SUMMERTIME
6. CONGO CHANT
DAVEID NEWMAN(ts, as, fl) WYNTON KELLY(p) 
PAUL CHAMBERS(b) CHARLIE PERSIP(ds)
録音 1960年12月21日
ニューマンは、テナー・サックスの他、アルトとフルートで各2曲づつ演奏しています。
その3つの楽器で印象的なそれぞれの曲を挙げてみると・・・
アルトでの「SKYLARK」は、ソニークリス似のフレーズで迫りますが、サックス音はより太く力強く、また「CONGO CHANT」はファンキー色強く、2つの曲が全く違った印象を与えています。
フルートで演奏される「NIGHT OF NISAN」は、ミルト・ジャクソンとフランク・ウエスの「OPUS DE FUNK」にも通じ、サックスより軽快で、かつファンキー色が強い印象を受けます。
テナーで演奏される「 COUSIN SLIM」は、最初のアルバムと同様に、スムースな演奏ですが、ヴォルガの舟歌のような部分も見え隠れする面白いプレイを聴くことができます。
全体を通して、ウイントン・ケリーのプレイにも多くの聴きどころがあり、リズム・セクションのサポートがこのアルバムを一層引き立てています。


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