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ジェリー・マリガンのカリフォルニア・コンサート

2021-06-01 | JAZZ
ジェリー・マリガンが、1954年にカリフォルニア州の2ヶ所で行ったコンサートのピックアップ盤です。

「CALIFORNIA CONCERT」 PACIFIC JAZZ PJ LP-1201
  
1. BLUES GOING UP
2. LITTLE GIRL BLUE
3. PIANO BLUES
4. YARDBIRD SUITE
GERRY MULLIGAN (bs, p) JON EARDLEY (tp) 
RED MITCHELL (b) CHICO HAMILTON (ds)
録音 1954年11月12日

1. WESTERN REUNION
2. I KNOW, DON’ KNOW HOW
3. RED DOOR
GERRY MULLIGAN (bs) BOB BROOKMEYER (vtb, p) ZOOT SIMS (ts)
JON EARDLEY (tp) RED MITCHELL (b) LARRY BUNKER (ds)
録音 1954年12月14日

レコードは、ピアノレス・カルテットでの4曲と、ボブ・ブルックマイヤーと、ズート・シムスを加えた6人編成の演奏が収録されています。
A面は、シンプルな編成から来るすっきりした演奏で、マリガンの相方を務めるトランぺッターは、薬物の関係でリタイヤしたチェット・ベイカーに替わって、ジョン・アードレイが参加していますが、低音楽器と高音楽器の組み合わせによるユニークで対位的な演奏は、今でもとても新鮮に聴こえます。
B面の3曲は、6重奏団の特徴を生かしたアンサンブルやソロの応酬が続く快演集です。
この中でピアノを弾くマリガンは、3曲目のその名も「 PIANO BLUES」で、また、ブルックマイヤーは「RED DOOR」の一部を担当していますが、管楽器のバックでの担当ではなく、基本的にソロ楽器として扱われています。
前回のパリ・コンサートと同じ雰囲気を持った内容ですが、1曲もダブっていないことや、楽器編成やメンバーの一部が異なることで、また新しい発見があります。

この両日に行われたコンサートは、他にカルテットで6曲、6重奏団で5曲+メドレーで3曲が収録されたアルバムも発売されています。


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