この時期になるとなぜか聴きたくなるナット・キング・コールの「The Christmas Song」ですが、
こちらは1943年12月から49年3月に掛けて録音された6つのセッションからピックアップされた古いモノラル録音です。
彼自身のピアノの他、ギターとベースのみの伴奏で、しっとりと語るような歌声が堪能できる1枚です。
「KING COLE TRIO」 Capitol (東芝EMI ECJ-50062)
1. SWEET LORRAINE
2 WHAT CAN I SAY AFTER I SAY I′M SORRY
3. I′LL STRING ALONG WITH YOU
4. FOR ALL WE KNOW
5. THIS IS MY NIGHT TO DREAM
6. EMBRACEBLE YOU
7. LITTLE GIRL
8. IF I HAD YOU
9. IT′S ONLY A PAPER MOON
10. MAKIN′ WHOOPEE
11. I′M THRU WITH LOVE
12. TOO MARVELOUS FOR WORDS
NAT KING COLE(VO, P) OSCAR MOORE(g) IRVING ASHBY(g)
JOHNNY MILLER(b) JOE COMFORT(b)
録音 1943 ~ 49年
彼の出世作となった「スイート・ローレン」や、代名詞とも言える「ペイパー・ムーン」を始めとして、歌は勿論のこと、ピアノ演奏を含めいずれの曲も素晴らしいてす。
全体を通して、ミデアム・テンポやバラードで纏めていて、いずれの曲も同じ編成となっていることから違和感は全くありません。
このドラムレス・トリオは、当初予定していたドラマーが現れなかったことから、ドラマー抜きでプレイしたところ思いのほかうまくいったので、以降この編成で活動することになったようです。
ギター、ベースとのインター・プレイも見事で、アルバム全体を引き立てています。
ナット・キング・コールが亡くなってから既に半世紀以上が経ちますが、今聴いても決して古さを感じさせない歌手の一人だと思います。
ナット・コールは歌でビック・ネームになりましたが、ピアノの腕前も劣らず大したもので、テイタム、コール、ピーターソンに連なるジャズ・ピアノのメイン・ストリームに位置する名手だと云う評もありますね。私も同感です。
私も、この盤は、若いころ持ってましたが、人にあげてしまって、いつか、再購入しようと思いつつ、今まで来てしましました。また欲しくなりましたね。でも、今はチック・コリアの「サークル」をDigしてますけど。。。では、では
こんばんは
ナット・キング・コールの歯切れのいいタッチと、スイング感あふれるスタイルは、正真正銘のジャズ・ピアニストですよね。
彼に影響を与えたピアニストとして、アール・ハインズが挙げられますが、そのハインズより一層モダンなタッチが魅力的です。
当時の多くのピアノ・トリオのスタイルは、リーダーが主役で、ベースとドラムスは脇役でしたが、このコール・トリオは3者によるインター・プレイを演じていて、
ビル・エバンス・トリオを始めとした近年のピアノ・トリオの先駆けを行っているところが素晴らしいと思います。
このアルバムは、オリジナル盤に何度も遭遇しているのですが、コンディションの良いものに逢えず、未だ国内盤で聴いています。
チック・コリアはデビュー以降、色々なスタイルを変遷していますが、
私はミロスラフ・ヴィトウスとロイ・ヘインズが参加しているトリオと、初期のソロ・アルバムを良く聴いています。
ナット・キング・コール大好きです。歌はもちろん、ピアノの方も素晴らしい。これは、LPで持っていたのですが、CDに買い替えました。音質はLPの方がいいのですが、曲目が多いと、CDの方が便利なので。しかし、LPを処分して、かなり後悔しているものもあります。
キング・コールに限らず、弾き語りの歌手は、ピアノプレイがベースにあるので、ほどよくジャジーでスイングするので、マット・デニスやバディ・グレコなど、他の歌手のものも聴くことが多かったです。
こんばんは
男性歌手では、ナット・キング・コールの他、メル・トーメやマット・デニスの歌が好きで良く聴いています。
夜間に聴くには、弾き語りや小編成のバックのものが良いですよね。
しかし、ジャズ歌手といえば、やはり女性でしょうかね。